文・編集部 写真・向後一宏 text / MOTO Edge photos / KOHGO Kazuhiro
かつてコードやワイヤーを用いていた通信の“無線(コードレス)化”にひと役買ったBluetooth。半径10~100m程度の範囲で無線データ通信を行うことができることから、携帯電話のワイヤレスヘッドセットやヘッドホン、パソコン用マウスやプリンターなどに搭載されている。4輪ユーザーの中には、iPodとカーステレオ間、携帯電話とカーナビ間の通信手段として、Blue toothを利用している人も多いだろう。コックピット&コンソール回りが“配線”という呪縛から解放されることから、今後ますます4輪生活に溶け込んでいくに違いない。
ではバイクにおける通信はどうだろう。マス(複数台)でのツーリングでは走りながら仲間と話せると便利だし楽しさも広がる。そこで注目なのが無線(トランシーバー)だ。バイク用無線では日本を代表する無線通信機器メーカーであるスタンダードのFTM-10Sが、コンパクトなサイズや防水・防塵性の高さ、多機能性などで有名だ。FTM-10SにはBluetoothユニットがオプションで用意されておりiPodなどの音楽再生はもちろん、タンデム走行時のライダー&パッセンジャー間の通信も行える。ツーリング仲間との通信は高性能なアマチュア無線で、リアシートとの通信はBluetoothで。2輪生活も通信はコードレスが標準になりつつあるようだ。


メーター回りやハンドルバーに設定するフロントパネル部分と異なり、本体部分はバイクの形状によって取り付ける位置が変わる。スポーツバイクの場合は写真上のように、シート下やテールカウル下へ固定するのがオススメ

オプションのBluetoothユニット「BU-1」
(\10,800)を本体に挿入することで市販のBluetooth対応ヘッドセットでツーリング時の無線通信が可能に。タンデムの場合は、パネル部分と本体の両方に1枚ずつ挿入する
二輪車用取付キット付属 \64,800