構成・松浦達也 Text/MATSUURA Tatsuya
写真・初沢亜利 Photos/HATSUZAWA Ari
お待たせしました!
EDGE.net/本誌編集長・堀江史朗があなたのために最高の1台を選ぶ、EDGE Car Concierge。
連載スタートにあたり、第一回目のお客様にはスペシャルゲストとして、ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんをお迎えしました。


ヴァイオリニスト。6歳からヴァイオリンを始め、名門・桐朋学園を経て、91年イェール大学大学院の奨学生に。その後、所属したオーケストラで北中米、南米、ヨーロッパなどを駆けめぐり公演を重ねる。一方、小学生当時から、自動車販売店に飾られたカウンタックにかじりつくなど生粋のカーマニアという一面も。免許取得後には、MTのVWビートルやユーノスロードスターを駆る。その後、メルセデス・ベンツEクラスなどを経て、現在、主に自らがハンドルを握るポルシェ・カイエン・ターボと、ご主人用のアストンマーティン・V8ヴァンテージの2台持ち。ご主人と2歳になる長男の3人家族で、5月に第2子を出産予定。個人的にはスポーツカーが好みだが、家族構成が変わることで、「家族全員が快適に乗ることができる車もほしい」と、増車するか買い換えか真剣に検討中


- 堀江
- なんだかリクエストが多いような気がするんですが。しかも細かい(笑)。
- 高嶋
- 全部を満たす車があるといいんですけどね。さすがに、そう上手くはいかないか(笑)。
- 堀江
- せめて3つくらいになりませんか?
- 高嶋
- 機能と経済性だけを考えるなら、ホンダのフリードあたりに落ち着くはずなんです。オートスライドドアで、3列シートで前列から後列までウォークスルー。あ、実はこの間うちの駐車場をメジャーで測って、見取り図が確か手帳に……(取り出した手帳の1ページに駐車場の見取り図が。さらに原寸比で切り抜いたアストンマーティン&カイエンサイズの紙が出現)。
- 堀江
- そこまでやりますか(苦笑)。
- 高嶋
- フリードだと、今ある車の配置をこう変えると……。ほら!ピッタリ入る。しかもオートスライドドアなら乗り降りもラクですよね。
- 堀江
- コンシェルジュとしての僕、必要ないじゃないですか……。
- 高嶋
- でもフリードは4と5の項目が少し頼りない。ドライバーとしての本能を満たせない気がするんです。そこで何とか全部を満たせないかと、堀江さんにご相談に伺いました。別案としては、カイエン・ターボの買い替えも視野に入れています。カイエンは大好きな車なんですが、少し大き過ぎる。テールゲートにタイヤキャリアを背負わせたせいで、子どもの保育園近くのコインパーキングに駐車しようとすると背面タイヤが金網に……。
- 堀江
- なるほど。であれば、しばらくはカイエンをお友達に乗ってもらうなりして、お子さんにチャイルドシートが必要なうちは、他の車に乗り換えるという手もありますね。
- 高嶋
- あ! それ、いいですね。
- 堀江
- ともあれ、車は乗ってみないことには始まりません。今回は連載第一回目のスペシャルということで試乗車をたくさん用意したので、まずは乗ってみてください。
- 高嶋
- ハイ! 実はそれが楽しみで楽しみで(笑)。
- 堀江
- お願いですから無理なさらないでくださいね……。