文・藤野太一 Text/FUJINO Taichi
写真・河野敦樹 photos/KAWANO Atsuki
衣裳協力/HISUI

- 森下
- ちょっとオトコっぽすぎません?エレガントな感じがしないなあ。もっとスマートな、軽い感じがいいかな。
- 堀江
- 最近のAMGはどんどんオトコっぽくなってる。エンジンの音もすごいでしょ。
- 森下
- アクセルとブレーキの距離感が遠い気がしたし、アクセルの感じが好きじゃない。デザインとかもちょっと派手すぎますよね。演出がさりげなくない。
- 堀江
- 今回は都合で用意できなかったんですけど、普通のSLかSLKのほうが良かったかもしれませんね。どちらもぜんぜん違う性格です。もっとエレガントですから(笑)
- 森下
- もう少しカジュアルな雰囲気のほうがいいですよね。ファッションも靴が一番好きなんですけ、クルマもそう思うと、すごく大事なアシなんですよね。だから靴を大事にしない人はカッコ悪いと思うんです。クルマも同じですね。
- 堀江
- 今日はこれから気温は35度を超えるそうです。今年一番の暑さの日にオープンカーを選んだのは失敗でしたね。
- 森下
- やった~!うちで天日干ししている梅干しがすごく乾くと思う(笑)
- 堀江
- あ、やってます。ボクもなんですよ・・・(梅干し談義が続く)

- 森下
- BMWはなぜこれがおすすめなんですか?
- 堀江
- 本当はZ4に乗っていただきたかったんですけど、今日はスケジュールの関係で用意できなかったんです。
- 森下
- ここに映るキロ表示、これ感動。すごくいいです。高速でいちいち視線をメーターにうつさなくていいし。
- 堀江
- ヘッドアップディスプレイっていうんですけど、フロントガラスにスピードや色んな情報を表示する機能ですね。最近はBMWだけじゃなくて色んなメーカーが取り入れています。邪魔なら消すこともできますよ。
- 森下
- バックギアに入れると、サイドミラーが下を向くとか、このジョグダイヤルみたいなの(iDrive)とか、なんだか装備がいたれり尽くせりな印象ですよね。
- 堀江
- 慣れるまで少し使いにくいかもしれませんけど、すごく便利ですよ。
- 森下
- これベタ踏み状態。走りますけど、ワープする速さじゃないですね。
- 堀江
- このボディに3Lだとこれくらいですね。もうひとつ上のグレード、650iなら、ものすごい加速感も味わえます。
- 森下
- わたし、飛ばし屋じゃないんで十分ですよ(笑)。でもこのクルマ、雰囲気的にリタイアしたおじさんっぽい。エレガントな大人が乗るクルマですね。いまのわたしにはまだ少し早いかな・・・。

- 森下
- クルマってほんといろいろあるなあ。知れば知るほど欲しくなりますよね。やっぱりポルシェが一番良かったですね。フィーリングがぴったり。でも今日の試乗でまたいろいろ迷っちゃうなあ。
- 堀江
- 世界中でみても日本だけですよ。こんなにクルマの種類が多いのは。国産車を合わせると350車種、3000グレードくらいあるんですよ、普通は選べないですよね。
- 森下
- しかもすぐにモデルチェンジで変わっちゃう。
- 堀江
- だから、できるだけたくさんいろんなクルマに乗ったほうがいいです。森下さんは運転うまいですよね。下手な人は思い切りが悪いんですよ。その点はぜんぜん心配ない。あとは慣れの問題です。

- 森下
- ホントですか?じゃあアストンマーティンにも乗ってみたい! 007が大好きで一番の憧れなんです。普通は女の子は乗らないでしょ。
- 堀江
- いいですねえ。相当カッコイイ。ぜひ乗ってみてください。
- 森下
- 女性でクルマ乗ってるのって私のまわりも少ないんですよ。友人で一人だけクルマ好きがいるんです。その人、普段はエコとかオーガニックとか言ってるんです。でも「クルマのない生活だけは無理だねって」。二人でいつもわたしたちクルマないと死んじゃうって(笑)。クルマ最高!
- 堀江
- 次はアストンマーティンと、もうすぐ日本にも入ってくるメルセデスのEクラスのクーペを用意しますから、スケジュールあいたらぜひ連絡ください。じゃっ!
(と言って帰ってしまった編集長。この企画本来の主旨はおすすめのクルマをご成約いただくことでは・・・・・・。次回を乞うご期待!?)