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2003年7月
3.2Lと4.2Lの2グレートを用意
トランスミッションは6速ATだ |
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1953年に日本におけるフォルクスワーゲンの歴史がスタートして以来、50年という節目の年にトゥアレグが登場。このモデルは、フォルクスワーゲンにとって初のプレミアムセグメントへの参入だった。開発コンセプトは「3cars
in 1」。具体的にはオンロード性能、高級車としての資質、そして本格的オフロード性能という3要素を高次元で両立させることであった。
デビュー時のグレードバリエーションは2種類。3.2LのV型6気筒エンジンを搭載するトゥアレグV6と、4.2LのV型8気筒エンジンのトゥアレグV8となる。トランスミッションは両グレードともティプトロニック付きの6速ATのみの設定。また、ステアリングから手を離さずにシフト操作が行えるパドルシフトが採用されている。
4WDシステムには新開発の4XMOTION(フォーエックスモーション)を採用。これは通常走行時の駆動トルクを前後50:50とし、路面状況により前後輪の駆動トルクを最大で0:100~100:0に変化させるもの。さらに約2.7という大きな減速比をもつローレンジモードの採用により、悪路走行もこなす実力を持ち合わせている。 |
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2004年8月
ユーザーからのリクエストに応え
V6エンジンをパワーアップ |
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一部改良が行われ、従来の基本性能はそのままに、装備の見直しや追加が実施された。まず、ステアリングが従来の回転数感応式から車速感応式サーボトロニックステアリングに変更。また、後部サイドウインドウにはロールアップスクリーンを採用した。さらにバンパーには障害物を感知するセンサーを配置。車両と障害物との距離を音とシグナルでドライバーに知らせてくれる。そのほかにも、助手席エアバッグのカットオフスイッチやリアカップホルダーなど、12万5000円相当の装備が追加されたにもかかわらず当時販売価格は4万円アップという設定だった。
さらに、V6エンジンの改良も行われ、最高出力が220psから241psに向上。燃費は10・15モードで7.5km/Lと従来よりも1.6km/L改善されている。 |
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↑4XMOTIONXには4モードコントロールダイヤルを装備する |
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↑最大勾配角度はなんと45度。本格クロカン4駆並みの実力だ |
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↑V8グレードはレザー、V6グレードはファブリック生地 |
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↑リアシートは分割可倒式で最大で1570Lの荷室容量を確保した |
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↑リアウインドウロールアップスクリーンを新たに装備している |
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↑パークディスタンスと呼ばれるセンサー。駐車時に重宝する |
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