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アウディ A3のメカニズム |
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アウディの証クワトロと5バルブシステムを搭載 |
アウディのメカニズム的な特徴は、パワーユニットと駆動系に集約さていれる。A3に搭載されるエンジンはすべて1.8L直4DOHC。バリエーションはターボかノンターボかの違いのみとなるが、特徴的なのは吸気バルブを3本もつ、各気筒5バルブレイアウトであること。吸気バルブの面積を広くして吸気効率を上げるのが狙いで、世界の量産自動車ではフォルクスワーゲン・アウディグループだけが採用している技術である。これに組み合わされるトランスミッションは当初4ATのみであったが、2001年にはターボモデルへ手動変速モード付き5ATを搭載。クワトロは終始5MTのみの設定であった。
駆動系はFFを基本とするが、ターボモデルには伝統的なフルタイム4WDの「クワトロ」も用意されていた。この4WDの目的は悪路や雪道の走破性向上ではなく、オンロードでの高い操縦安定性を狙ったものだ。 |
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←150psを発生するターボエンジン。2002年に登場する1.8Tスポーツでは出力が180psへと向上されている |
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アウディ A3のインテリア&エクステリア
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上品な雰囲気を醸し出す伝統的なデザイン手法 |
内外装ともに、繊細で上品な雰囲気があるのがアウディのもち味。このA3にもアウディ流のデザインが貫かれている。アウディは伝統的に、サイドウインドウのピラーをブラックアウトし、後席ドアの後ろにもウインドウガラスを配した「シックスライト」というデザイン手法を好むが、A3にもその思想は反映されている。こうしたデザイン手法を取ることで、クルマを前後に細長く、スマートに見せることができるのだ。フロントマスクもアウディ流で、横長のヘッドライトに大振りなフロントグリル、その上にはエンブレムを配置。水平基調で、好き嫌いの分かれにくいデザインもアウディらしい。
インテリアも水平基調のシンプルなデザインだが、センタークラスターが大きく、繊細というより骨太な印象。しかしそのおかげで、後付けのカーナビゲーションを飲み込むだけのスペースが確保されている。 |
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↑整然と並べられたスイッチ、使い勝手に優れるインパネ。この質実剛健さが落ち着いたイメージを演出する |
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↑ファブリックシートが標準。オプションに用意される本革シートの色はブラックとベージュが用意されている |
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