端正な外観と上質な内装で、プレミアム感の高いコンパクトモデル。ターボやクワトロなど走る楽しさも備える

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アウディ A3 バイヤーズガイド

生産期間：1997～2003年



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アウディ A3の狙い目グレード

1.8Tクワトロは希少。見つけ次第即候補に

　主に街中の移動や買い物などに使用する人は、1.8がオススメ。実用性を重視するなら5ドアモデルを狙おう。逆に、走りを楽しみたいなら1.8Tクワトロ。5MTとも相まって、異次元の走りが楽しめること請け合いだ。流通量が少ないため、見つけ次第即候補にしたい。

←もともと後部席スペースも余裕があるので、1999年以降に登場する5ドアなら実用性はさらに高くなる

アウディ A3の購入時のチェックポイント

エアフローメーターの汚れや劣化をチェック

　基本的にトラブルなどは少ないが、ごく希に走行中の振動でヘッドライトのリフレクターが外れるといった症状が発生している。また、エンジンの息継ぎを感じるケースもあるようだが、これはエアフローメーターの汚れや劣化によるものがほとんど。交換すれば問題はない。

アウディ A3 インプレッション

国産車とは一味違った上品かつ硬質な乗り心地

　適度に硬質な乗り心地とやや重めの操舵力は、まさにドイツ車の本流。特にハンドルを通して路面の状況がよく把握できる、いわゆるステアリングインフォメーションに優れている。
　発進時の飛び出し感が希薄な半面、中速域のトルクを生かして淡々と加速するフィーリングも欧州車的。国産車から乗り替えた場合、初めはメリハリに欠ける印象を受けるが、慣れれば上品に操れるようになる。ターボモデルは低回転から太いトルクがあり、ターボラグは発進時にのみ少々感じられる程度。1.8Lとは思えないほど、ゆとりのある走りが楽しめる。


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