|
|
フォルクスワーゲン ポロのメカニズム |
|
|
|
|
SOHCエンジンは後期型よりDOHCに |
ポロのメカニズムは、ベーシックカーの定石を押さえた質実剛健なものばかりだ。日本導入当初のエンジンは、1.6Lガソリン4気筒SOHCの1機種のみ。低速トルク型で極めて実用的なエンジンだった。2000年モデルからは、エンジンを一新。ベーシックグレードには1.4LのDOHC16バルブエンジンが採用されている。排気量の縮小を効率向上で補ったこのエンジンは、ポロを活発に走らせるには十分だった。一方、1.6LもDOHC化されたうえ、可変バルブタイミング機構も装備。5MTと組み合わせ、GTI専用のエンジンとなった。
フロントサスペンションにストラット式、リアサスペンションにツイストビーム式を使用するのはコンパクトカーの常道だ。リアブレーキは、GTIがディスクとなる以外はドラム式だったが、軽量なポロにしてみれば制動能力は十分。なお、ABSは全車に標準装備されていた。 |
|
|
←デュアルエアバッグは全車標準装備。また衝突時に最大150mmまで収縮するステアリングコラムも採用する |
|
|
|
|
|
フォルクスワーゲン ポロのインテリア&エクステリア
|
|
|
|
|
奇をてらうことのない骨太なイメージの内外装 |
小さいながら塊感のあるフォルムや、Bピラーをボディ同色として骨太感を強調する手法。さらに、太いCピラーでハッチゲート回りの剛性を確保する設計などは、すべてゴルフIVと共通するものだ。水平基調のラインでまとめられたフロントマスクは好き嫌いが分かれにくく、年齢・性別を問わず、誰が乗っていても違和感がない。しかし一方で、電動キャンバストップをもつオープンエアという個性的なグレードも用意されていた。
インパネも外観同様、骨太なデザインを採用。センタークラスターの最上部には、2DINサイズのオーディオスペースがあり、ビルトイン式の市販カーナビがきれいに収まる。シートの配色には、座面や背もたれの中央部分で色を切り替えた仕様もあり、質実剛健な中にオシャレな感覚をのぞかせる。シートのリクライニングはダイヤル式で微調整が可能な半面、一気に倒すことはできない。 |
|
|
←運転席、助手席共にシートベルトの高さを調整可能。なお、全グレードにチルト式ステアリングも採用した |
|
|
|