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メルセデス・ベンツ Eクラスのメカニズム |
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ハイテク技術を駆使し格段に進化した足回り |
Eクラスのメカニズムで特徴的なのは、センソトロニック・ブレーキ・コントロールと呼ばれるブレーキシステムだ。ブレーキペダルと各ホイールのブレーキは油圧でつながっておらず、ブレーキの踏み込み力と踏み込み速度をセンサーで検知してモーターで発生させた油圧によりブレーキをかけるというもの。これによって4輪を個別の圧力で制御できるほか、アクセルペダルから足を放す速度が速いときは「急ブレーキが踏まれる」と判断し、ドライバーがブレーキを踏む前に、ブレーキパッドとディスクのすき間を詰めるシステムだ。
フロントサスペンションも新開発。ダブルウィッシュボーンのロアリンクを分割し、ステアリングのタイロッドもサスペンションリンクに数える4リンク式だ。高速走行の安定性を高めるほか、衝突時に2本のロアリンクが変形して衝撃を吸収するという狙いがある。 |
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←高張力鋼板の使用率を増やしボディ剛性を向上。軽量化のためにアルミを、そしてサビを防ぐため亜鉛メッキも多用 |
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メルセデス・ベンツ Eクラスのインテリア&エクステリア
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エアロフォルムがスポーティさを演出 |
W211系Eクラスのデザインは、基本的に先代(W210)からのキープコンセプト。切り立った大きなフロントグリルとヘッドランプで押し出し感を強調する手法を改め、後傾させた控えめなフロントグリルと楕円4灯式のヘッドランプで、優しい表情を作っている。ルーフラインは連続した曲面で構成されるエアロフォルムボディ下部に空力カバーを配置することにより、CD値(空気抵抗係数)は0.26を達成した。サイドに明確なショルダーラインを設けることにより、ドッシリとした安定感を表現する。
インパネは最も変わった部分。先代までの「必要なスイッチを整然と並べ、それを直線で囲んだだけ」というデザインから、曲線を多用したモダンファニチャー風となっている。セダンはリアシートがトランクスルーになり、ワゴンは電動パワー式テールゲートが選べるなど、使い勝手も向上している。 |
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←インパネはダッシュボードからドアパネルまでゆるやかに描く一体感のあるデザイン。スポーティな味つけも魅力 |
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