先代のW210からの基本コンセプトであるスポーティ&エレガンスを一層発展させ、現行型Eクラス(W211)が登場した。デビュー時のボディバリエーションは4ドアセダンのみ。エンジンはV6 SOHCとV8 SOHCの2タイプで、V6には2.6Lと3.2L、V8は5Lという3機種が用意された。これらのエンジンに組み合わされるトランスミッションは、すべて電子制御5速AT。ティップシフト機能が装備されマニュアル感覚の走りが楽しめるほか、1速、2速でも作動するロックアップ機構も備え、低燃費化を実現している。
グレード体系はE240、E320アバンギャルド、E500アバンギャルドの3グレードで、グレード名の数字が搭載するエンジンの排気量を表す(E240のみ2.6Lエンジンとなる)。上級グレードとしてラインナップされたE320アバンギャルドとE500アバンギャルドには、バイキセノンヘッドランプやホワイトメーターが標準装備され、よりスポーティなラグジュアリィカーに仕上げられている。
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↑全幅、全高、ホイールベースを約20mmずつ拡大。キャビンはそれよりさらに広くなっている |
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↑E240とE320アバンギャルドに搭載するV6 SOHCエンジン。全回転域で十分なトルクを発生する |
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↑E500アバンギャルドには、エアスプリングのAIRマティックDCサスペンションを装備 |
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↑本革シートにはシートヒーターも備えている。E500アバンギャルドに標準装備されている |
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