愛敬たっぷりのフロントマスクを持つ3ドアコンパクトハッチバック。優れた燃費性能や高い安全性も自慢だ

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フォルクスワーゲンルポモデル変遷

生産期間：2001年～



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| 2001年7月| 2002年4月 | 2003年5月 | 2003年7月 | 2004年9月 |

2001年7月

装備のみが異なる2グレードを導入

　ヨーロッパで1998年9月に登場したルポが、3年遅れて日本で販売を開始。導入されたのは、ベースグレードとコンフォートパッケージの2車種だ。いずれもエンジンは1.4L、トランスミッションは4ATを採用している。コンフォートパッケージは挟み込み防止機能付き前席パワーウインドウなどのほか、MDデッキと8スピーカーも装備。新車価格はベースグレードより10万円高い、159.9万円だった。
　ボディカラーはフラッシュレッド、ファンタシアグリーン、ソフトブルーの3色。それぞれに専用の内装色が与えられ、ブルーとグリーンのシートにはネズミ柄が描かれている。安全性ではボディ剛性を高めたことにより、欧州を代表する衝突安全テスト、ユーロNCAPにてクラス最高の4つ星を獲得した。

↑日本仕様はタイヤサイズを185/55R14とし、フロントディスクブレーキに変更している

↑ポップなイメージのインテリア。乗車定員は5名でリアシートのヘッドレストは3つ装備

↑錆による安全性低下を防ぐためボディは亜鉛メッキ綱板を採用。12年の長期錆穴保証も実現

↑ドア底部にはボルトオンブラケットを装備。側面衝突時のドアの侵入を防ぐ仕組みである

2002年4月

新たに2色を追加し選択肢が拡大

　ボディカラーに新しくイエローとシルバーが追加され、計5色から選べるようになった。なお、同年の秋には2003年モデルが登場。エンジンの改良によって燃費が向上し、10・15モード方式で従来より0.8km/Lアップの14.8km/Lとなっている。また、内装色が変更。ネズミ柄を施した2色は廃止され、新たにレッド／ブラックとブルー／フランネルグレーが設定された。

↑新色のリフレックスシルバーメタリックは落ち着いた雰囲気が魅力。内装色はブラックだ

↑2003年モデルの外観上の変更点は、フルホイールキャップのみ。高級感が増している

2003年5月

コンパクトクラスでは異例の6速MTを搭載

　新たに追加されたホットモデルのGTIは、可変バルブタイミングコントロールを採用した1.6Lエンジンを搭載。ボディにはアルミ素材を多用しており、ベースグレードに比べてドアは約30％、エンジンフードは約40％の軽量化を果たしている。また、走行性を高めるスポーツサスペンション、制動力を向上させた前後ディスクブレーキを採用。さらに、高さ調整機構付きフロントスポーツシートなど、インテリアにも専用装備が多数奢られている。

↑メーターパネルにアナログクロックを追加。ステアリングやシフトレバーは本革巻きだ

↑GTIのみにツインエグゾーストパイプ、メッシュグリルやリアルーフスポイラーを装備

2003年7月

専用色を与えられたスタイリッシュモデル

　キーレスエントリーやアルミホイール、ダークテールレンズを装備したルポコスタが登場。新車価格はベースグレードより5.1万円高い165万円だ。

←コスタはイタリア語とスペイン語で「海岸」を意味する。専用色にちなんで名づけられた

2004年9月

小変更を施した2005年モデルが登場

　2005年モデルが登場した。ベースグレードが受注生産となったほか、ボディカラーが変更された。また、GTIエンブレムの「I」の文字が赤からクロームへ変更したのもこの時からだ。

←ボディカラーはブラック、ジャズブルー、イエローを廃止。サンフラワーが新登場した


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