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BMW 5シリーズのメカニズム |
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BMWの伝統であるシルキー6を踏襲 |
デビュー時のエンジンバリエーションは、直6の2.5Lと2.8L(2.8Lは2000年10月に3L化されている)のみ。1996年8月にはV8の4.4Lも追加された。
6気筒エンジンはV型にするとコンパクトになるが、振動のアンバランスが発生してしまい、特にアイドリング時のブルブル振動が大きくなる。BMWはそれを嫌って、かたくなに直列6気筒を作り続けている。熟成は極限に達しており、絹のように滑らかに回ることから「シルキー6」と称されている。
6気筒系には可変バルブタイミング機構のVANOSを装備。1998年11月からはダブルVANOSに進化し、全域においてフラットなパワーを発生する。
サスペンションは、フロントが分割ロアリンク式のストラット、リアがセミトレを発展させたマルチリンク式のセントラルアームアクスルで、リンク類はすべてアルミ合金。トランスミッションは、全車5ATとなる。 |
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←直6DOHCエンジンは、最高出力のアップというよりもトルクの増強を主眼に置いて開発された。低回転域でも力強い走りを実現させたエンジンだ |
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BMW 5シリーズのインテリア&エクステリア
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オーバーハングを抑えスポーティさをアピール |
現行5シリーズが、内外装ともに攻撃的でアバンギャルドになったのに対し、今回紹介する旧5シリーズは従来の流れをくむスポーティかつフォーマルなデザインを採用する。
フロントマスクは、BMWのアイデンティティであるキドニー(腎臓)グリルを中央に、丸型4灯のヘッドランプが両側に2灯ずつ配置される。ヘッドランプはクリアカバーの奥に引っ込んでおり、にらみを利かせるような凄みを感じさせる。
サイドビューは極めてシンプルでオーソドックスだが、極端に前進させたフロントタイヤと、短い前後オーバーハングが、運動性能の良さをうかがわせる。
センタークラスターのせり出したインパネは、運転席に適度な囲まれ感を与えており、このクルマがドライバーのためのものであることを主張している。
i-Driveという特種な操作系を採用する現行モデルと異なり、スイッチ類はオーソドックスだ。 |
ドライバー側に湾曲したインパネは視認性が抜群。インパネとドアトリムパネルを水平につなぐことにより、広々とした室内空間を生み出している→ |
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