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■ポルシェ968 モデル概要 |
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可変バルブエンジンを搭載 944の後を継いだモデル |
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外観を一新して近代的なデザインとなった、944の後継モデル。搭載エンジンはバリオカムと呼ばれる独自の可変バルブ機構を採用し、これに新開発の6MTと4ATのトランスミッションが組み合わされる。ボディバリエーションはクーペとカブリオレを用意。また、1993年には装備を省略して軽量化を図ったクラブスポーツも登場した。 |
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■ポルシェ968 バイヤーズガイド |
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流通量は比較的豊富で 中古車のグレードが多彩 |
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ボディやホイールが近代的なデザインとなった968。FRポルシェの中でも、スタイリッシュな外観を好む人にオススメだ。944よりも流通量が若干豊富で、中古車のグレードも多彩だ。カブリオレやクラブスポーツなども比較的多く見られる。ただしティプトロニック4ATを搭載したモデルがほとんどで、6MT車は少ない。 |
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■ポルシェ968 モデル変遷 |
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1992年2月 バリオカム機構搭載の 3L直4エンジンを搭載 |
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944の後継モデルとなる968がデビュー。基本コンポーネンツは944と同じだが、ヘッドライトがリトラクタブル式から、ポップアップ式に変更された。また、搭載する3L直4エンジンには、ポルシェ独自の可変バルブ機構バリオカムを採用。エンジンレスポンスがよりスムーズになると同時に、最高出力も944S2のエンジンより29psアップの240psを実現した。トランスミッションは6MTと、ティプトロニック付き4ATの2種類を用意している。 |
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1992年10月 装備の省略で軽量化された 2シーターの968CSが登場 |
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968の運動性能を高めるべく、パワーウインドウやリアシートを省略した軽量バージョンの968CS(クラブスポーツ)が追加された。968よりも50kgシェイプアップしたことで、俊敏な走行性を実現。トランスミッションも5MTのみの設定とするなど、走りに特化した2シータークーペとして、968とは明確に区別されていた。 |
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1993年2月 ターボ仕様のターボSと レース車のターボRSを限定販売 |
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968の3Lエンジンをターボ化して搭載したターボSと、レースベースモデルとして専用装備を採用したターボRSが特別仕様車として限定販売された。
ターボSの搭載エンジンは最高出力305psを発生し、このハイパワーに耐えるべくクラッチやトランスミッションも強化。さらに車高は20mmダウンし、サスペンションも専用のセッティングが施されるなど、走行性能が大幅に改良された。また、フロントスポイラーの下部にはプラスチック製の整流板が、リアには角度調整機構付きのスポイラーが装備され、空力性能の向上も実現している。
一方、レーシングバージョンのターボRSには、ロールケージや消火システムなど、レースにエントリーするために必要な装備を満載。同時に、搭載するエンジンの吸排気系パーツにも改良を加えた結果、最高出力は337psを実現した。さらに、サスペンションはレース向けにチューニングされているほか、レーシングタイヤも標準で装備されるなど、すぐにレースに参戦できる仕様となっていた。 |
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↑ボディやホイールのデザインが変更、近代的なスタイルに |
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↑944で登場したカブリオレも、968のデザインを採用して登場 |
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↑外観は968と変わらないが、リアシートの省略で2人乗りだ |
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↑ホイールは17インチに拡大されるほか、ボディ同色となった |
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↑ボンネットのエアインテークが特徴。リアにはロゴが刻まれる |
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