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■ポルシェ 944 モデル概要 |
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924をベースにして 多彩なモデルでデビュー |
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924のシャーシをベースに、2.5Lエンジンを搭載したクーペモデル。デビュー2年後にターボ仕様が登場したほか、1987年以降には従来のSOHCエンジンをツインカム化。さらに1989年には2.7Lや3Lエンジンも登場するなど、パワーユニットが豊富に用意された。電動トップを装備したカブリオレも1989年に追加されている。 |
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■ポルシェ 944 バイヤーズガイド |
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中古車は多少存在するが グレードはS2がほとんど |
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944は排気量が拡大されたことで、低速トルクが豊富。街中から高速まで、ゆとりのあるドライブを望むならこのモデルがオススメだ。流通量は豊富とは言えないが、全国で30台近くの中古車が販売されているため、多少の選択肢があるといった状況だ。グレードは1989年以降のS2がほとんどだが、ターボやカブリオレもわずかながら見かける。 |
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■ポルシェ 944 モデル変遷
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1983年 924をベースにしながらも ポルシェエンジンを搭載 |
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924シリーズのシャーシに、2.5Lエンジンを搭載した944が登場。搭載エンジンは924Sとまったく同じ排気量だが、924Sがアウディのエンジンをベースにしているのに対し、944ではポルシェ製エンジンとなっていた。組み合わされるトランスミッションは、5MTと3AT。エクステリアのデザインは924をベースとしているものの、ブリスターフェンダーなどの採用により、さらに精悍なスタイルとなっている。また、インテリアではタコメーター内に燃費計が備わったこと以外は、924の内容とほとんど変化ない。 |
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1985年 2.5Lターボエンジンの 944ターボがデビュー |
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944にも924シリーズ同様、ターボ仕様のモデルが用意された。パワーユニットは944の2.5Lエンジンをターボ化したもので、最高出力は220psのハイパワーを発生。最高速度は245km/hを実現した。このパワーアップに対応してクラッチやトランスミッションが強化されたほか、新たにブレンボ製ブレーキを装備している。外観ではフロントバンパーとチンスポイラーが一体となり、やや丸みを帯びたフロントマスクに変身。さらに、リアバンパー下にもスポイラーが装着されるなど、NAモデルとの明確な差別化が図られていた。 |
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1987年 2.5L DOHCエンジンの 944Sが追加設定された |
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DOHC化された2.5Lエンジン搭載の944Sが追加。マグネシウム合金製のインテークダクトやエンジンヘッドを採用、35psアップと大幅な軽量化も実現した。 |
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1989年 パワーユニットを拡大 カブリオレモデルも登場 |
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944の搭載エンジンが2.7Lに拡大されると同時に、944Sも3Lエンジンとなり、グレード名は944S2に変更。また、944S2には電動トップのカブリオレも用意された。 |
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↑フロントスカートに角型のフォグランプを装着している |
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↑1984年から、リアウインドウの下部にスポイラーを装着 |
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↑バンパースポイラーの装着に加え、turboの文字が入れられた |
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↑944Sの最高出力は190psを発生し、最高速度は228km/hに |
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↑カブリオレのリアには、独立したトランクルームが新設された |
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