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CLKに搭載されるエンジンは、2L直列4気筒と3.2L
V型6気筒の2種類が用意される。2Lはスーパーチャージャー付きも設定され、230N・m(23.4ps)の最大トルクを2500~4800rpmという低い回転域で発生。パフォーマンス的には、同社の2.4LのNAエンジンとほぼ同レベルだ。
V6エンジンは、各気筒3バルブのSOHCで、1気筒当たり2本のプラグを採用。低速での扱いやすさと排ガス浄化性能を重視した実用型。
エンジンは縦置きで、後輪を駆動。トランスミッションは全モデル5速ATを採用した。ハンドル位置は、2Lが右で、3.2Lは左のみの設定となっている。
サスペンションは、フロントにダブルウィッシュボーン、リアにはマルチリンク式を採用。アバンギャルドとスポーツラインには、コーナリング中のスピンやコースアウトを抑止する電子デバイスESPも装備。 |
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↑2000年8月に2Lエンジンはスーパーチャージャー付きの「コンプレッサー」へと変更されている |
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↑2ドア車であるCLKは通常よりも約1.6倍の強度をもつ鋼板を使用しボディ剛性を高めているのが特徴だ |
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CLKはCクラスをベースとしながら、フロントマスクのイメージはEクラスそのもの。Eクラスより全幅が狭いために凝縮感があり、楕円4灯式のヘッドランプがいっそうのスポーティ感を演出している。
フロントバンパーは下部にボリューム感があり、空力特性の向上と同時に、どっしりとした安定感をもたらしている。またアーチ形のルーフから滑らかに連なるリアピラーは、より上級のCLクラスをイメージさせるエレガントなデザインだ。
内装はCLK専用のものが採用されており、色使いも明るめ。質実剛健なCクラスとは対照的に、オシャレなイメージが漂っている。ウッドパネルの面積も控えめで、これ見よがしでないさりげなさが上品だ。
リアシートは足元・頭上とも、大人が快適に使用できるほど広いが、後席のシートベルトは2名分しか用意されず、乗車定員は4名となる。 |
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←シートクッション材などの工夫で、クーペでありながらセダンと同等の居住空間を確保している |
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