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アルファといえば、真っ先に挙げたいのがエンジン。「アルファサウンド」と呼ばれるエクゾーストノートを放ちながら、豪快に吹け上がる。当初、搭載されていたのは、各気筒2プラグを採用する「ツインスパーク」と呼ばれる2L直列4気筒DOHCエンジンだったが、2001年後期から3L
V6になり、2003年後期のマイナーチェンジで3.2Lに拡大された。
アルファのエンジンは、サウンドだけでなく見た目の美しさも魅力と言える。赤いペイントでアルファロメオのロゴが入ったアルミヘッドカバーやクロームメッキされた吸気管など、眺めても楽しめる。
トランスミッションは、直4エンジンが5速、V6エンジンが6速の、いずれもマニュアルシフトとなる。
サスペンションはフロントがストラット式、リアにはマルチリンク式を採用し、優れた路面追従性を実現している。
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←アルファロメオらしさを象徴するツインスパークエンジン。2001年8月までのモデルに搭載されていた |
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スパイダーのデザインは、世界的なカーデザインスタジオの一つであるピニンファリーナの手によるもの。前衛とクラシカルが絶妙にバランスして、スポーツカーらしさを作り出しているあたりは、さすがというほかない。
フロントマスクは、アルファロメオのトレードマークである盾をモチーフにしたグリルに、ミラノ市とビスコンティ家の紋章をあしらったバッジが収まる。2003年のマイナーチェンジでグリルが大きくなり、最新のアルファロメオに共通するイメージとなった。外観でも、ボディサイドからリアデッキへと一直線に走るラインが印象的だ。
T型のダッシュボードには、丸型のアナログメーターが整然と並ぶ。どことなくクラシカルでありながら、スポーティ。
シートは本革張りが標準となる。座席の後ろには、小ぶりのボストンバッグなら2個ぐらい置けるスペースがあるので、小旅行には十分対応できる。
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↑クラシックアルファのイメージを復活させたインテリアデザイン。人間工学に基づいた設計になっている |
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↑幌の開閉は電動式。フレームにスチールとアルミ素材を使用して堅牢性と軽量化を両立させている |
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