|
|
クライスラー ジープ チェロキーのメカニズム |
|
|
|
|
パワフルなエンジンと独自の4WDシステム |
チェロキーのボディ構造は、乗用車と同様に独立したフレームをもたないモノコック式。ボディシェル全体で入力を受け止めるため軽量ながら高い剛性を確保できる方式で、先代から引き継いだ良き伝統である。
ボンネットの下に収まるのは新開発のV型6気筒エンジン。排気量は3.7Lと先代より300ccほど少ないが、車格には十分なキャパシティをもつ。エンジンのパワーを路面に伝える駆動系は、セレクトラック4WDというシステム。これは後ろ2輪駆動からセンターデフ付きの4輪駆動、センターデフロック、そしてオフロードで大きな駆動力が得られるローレンジと、走行シーンに合わせて4つのモードをレバーで切替えることができるものだ。
フロントサスペンションには、ジープ初のダブルウィッシュボーン式を採用。リアサスペンションはホイールトラベルが長く取れるリジッド式となる。 |
|
|
←新開発の独立懸架式フロントサスペンションは、20cmものストロークを誇るもの。これにより優れた悪路走破性を実現した |
|
|
|
|
|
クライスラー ジープ チェロキーのインテリア&エクステリア
|
|
|
|
|
伝統を残しつつもテイストは現代的 |
現行チェロキーのデザインモチーフは、同社のラングラーというよりはオリジナルのジープと言ったほうが良いだろう。丸型2灯式のヘッドランプや7列縦スリットのフロントグリルは、第2次世界大戦で軍用車として活躍した初代ジープ、ウィリスMA型をイメージしたものだ。特にフロントグリルは、ジープブランドのアイデンティティとしてグランドチェロキーにも採用されている。サイド回りは大きなオーバーフェンダーが特徴的。後から追加されたレネゲードには、ボルトオン風のワイルドなデザインのものが施されている。
インテリアの質感も現代的だ。ダッシュボードは適度な囲まれ感のあるT型で、有機的な曲面をもつデザインを採用する。リアシートは乗降性、居住性ともに改善されており、大人の使用も苦にならない。ただしラゲージスペースは全長相応で、あまり広いほうではない。 |
|
|
←メーターやハザードスイッチなども円で統一。リミテッドはスイッチ回りやメーターベゼルなどにクロームパネルを採用する |
|
|
|