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ミニのメカニズム |
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クーパーSのエンジンはスーパーチャージャー付き |
20世紀後半に吹き荒れた自動車メーカー統廃合の名残を思わせるクライスラーと共同開発されたエンジンは、1.6Lの直列4気筒。SOHC16バルブのヘッドをもつオーソドックスなものだが、グレードに合わせて3種類のチューニングが施されている。クーパー用のエンジンは、ワンのそれをベースに高回転高出力化。またクーパーS用は、さらに機械式スーパーチャージャーを装備して全回転域においてパワーアップを図った。
トランスミッションは、ワンとクーパーがCVTと5MT。クーパーSはMTが6速になり、2004年12月には従来のCVTではなくパドルシフトというステアリングスイッチ付き6ATがオプション設定された。走りを楽しむことも重視するクルマだけに、サスペンションは贅沢に。フロントこそオーソドックスなマクファーソンストラット式だが、リアには高価なマルチリンク方式が採用された。 |
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←1.6L直4SOHCエンジンの通称は「ペンタゴン」。BMWとクライスラーの共同開発で誕生。PTクルーザーやネオンにも搭載 |
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ミニのインテリア&エクステリア
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センターメーター採用の独創的なインテリア |
ミニは内外装ともに先代ミニをモチーフとしながら、ネオクラシック調でまとめられている。丸型の大きなヘッドランプとその下の小さなターンシグナルランプ、さらに台形の大きなフロントラジエターグリルなど、特にエクステリアデザインにはことごとく継承されている。ピラーの上にちょこんと載せたようなルーフ形状も先代ミニのアイデンティティ。クーパーシリーズはルーフが白く(黒も選択可)塗られるのも同様だ。
インパネはモーリス時代と同様のホワイトのセンターメーターを採用するが質感は大幅に向上しており、BMW製セダンに匹敵するクオリティだ。ユニークなのは空調のスイッチ。丸いダイヤルの両側に翼状に広がるプッシュスイッチは、ミニのエンブレムの形を表している。リアの居住性はコンセプトどおり必要十分なレベル。ロングドライブでもなければ、大人2人が座っても窮屈感はない。 |
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←1960年代のミニを彷彿させるセンターメーターを採用。大きなスピードメーターを中央に、タコメーターはステアリング奥に配置 |
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