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ミニモデル変遷

生産期間：2002年～現行



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2002年3月

ワンとクーパーの2グレードで日本上陸

　2002年3月2日（「ミ・ニ」の日と名づけられた）、ワンとクーパーがデビュー。エンジンは両グレードとも1.6Lの直列4気筒DOHCだが、コンピュータプログラムによってワンは最高出力90ps、クーパーは116psに設定された。またクーパーにはスポーツサスペンションが採用されたため、ワンに比べて車高が10mm程度ダウン。そのほかクーパーのルーフとドアミラーは、ホワイトとブラックの2色から選べることができた。

↑ワンのホイールはスチール製で、ルーフはボディ同色。フロントグリルはブラックだった

↑ワンのエンジンは最高出力90ps。低中速重視のファイナルギアを組み合わせた街乗り仕様だ

2002年5月

ミニのラインナップで最もスパルタンなモデル

　インタークーラー付きスーパーチャージャーと6MTを搭載したクーパーSを追加。最高出力は163psで、ピストンなどにファインチューンが施されている。

←クーパーSの最大の特徴はボンネット中央に配されたエアダクト。専用エアロパーツも装備

2003年8月

新ボディカラーおよびオプションの拡大を図る

　外板色が見直されベルベットレッドメタリックを廃止。新たにソリッドゴールドメタリックが加わった。またパドルスイッチがオプションに追加された。

←ステアリングスポークの上にあるパドルスイッチをアップ／ダウンさせCVTの変速が可能

2003年11月

ジョンクーパーワークスキットをオプション設定

　エンジン＆吸排気系チューニングキットとしてジョンクーパーワークスをオプション設定。クーパーで10ps、クーパーSで35psのパワーアップを実現した。

←専用シリンダーヘッドやスポーツエアクリーナーから、排気系までのパーツをセットした

2004年8月

初のマイナーチェンジで大幅に進化を遂げる

　ワンとクーパーのフロントおよびリアバンパーデザインを一新。さらに全グレードにおいて、グリル回りとヘッドライト、リアコンビライトの意匠変更が行われた。内装ではシート形状の変更や小物入れの増設など、快適面や機能面の充実が図られた。
　また、動力面ではワンとクーパーに新型5MTを搭載。クーパーSは6MTを改良したうえ新型のスーパーチャージャーが採用され、これにより最高出力が7psアップしている。

↑新色としてアストロブラック、ブラックアイパープル、ハイパーブルーの3色を追加した

↑新型ヘッドランプにはクリアレンズを採用。3つのライトが折り重なる立体的な形状とした

←オプションとしてコックピットクロノパッケージを設定。時計のクロノグラフがモチーフだ

2004年4月

ミニの楽しさを倍増させるオープントップモデル

　ハッチバックが登場してから約3年半遅れでコンバーチブルが追加された。日本でリリースされたのはクーパーとクーパーSをベースとした2モデル。両モデルとも4シーターオープンで、ソフトトップを装備する。
　ソフトトップの開閉はボタンを押すとルーフに沿って幌がスライドしサンルーフ状態となり、さらに押し続けるとフルオープンになるというもの。ボディサイズはハッチバックに比べて全長が25mm延長されている。

↑ルーフに沿ってスライドし、格納されるというZ形格納式を採用した。全開まで約15秒だ

↑独立タイプのラゲージを確保している。リアシートを倒せば、最大605Lの大容量となる

←リアウインドウはガラス製。標準の幌はブラック、オプションでブルーとグリーンが選べる

2004年12月

クーパーSシリーズに6ATをオプション設定

　従来、MTの設定しかなかったクーパーSとクーパーSコンバーチブルに、ステップトロニック付き6AT車をオプション設定。パドルスイッチを装備する。

←CVTではなくトルクコンバーターを介した6ATを採用。オプション価格は15万7500円だった


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