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メルセデス・ベンツ Cクラスのメカニズム |
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豊富なエンジン設定で市場ニーズに応える |
W203型のエンジンラインナップは実に豊富だ。排気量だけでも1.8L、2L、2.6L、3.2Lの4種類があり、1.8Lと2Lにはスーパーチャージャー付きが存在する。1.8Lはスーパーチャージャー付きのみの設定だが、105kW(143ps)の低過給仕様と、120kW(163ps)の高過給仕様を設定。合計6種類のエンジンから選択できる。2.6Lと3.2LはV型6気筒のSOHC3バルブエンジン。排気バルブを1本とすることで排気温度の低下を抑え、高温でないと働かない排ガス浄化触媒の活性化を促進。空いたスペースを利用して点火プラグを2本付けることにより、ノッキングを抑えて低速トルクを増強。実用性能を向上させている。
トランスミッションは、マニュアルモード付き5ATのみの設定。サスペンションは、フロントが分割ロアリンク式のダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンク方式だ。 |
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←1.8Lと2Lにはスーパーチャージャー付きモデルが存在する。C180には通常タイプ、C200には高出力タイプが搭載されている |
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メルセデス・ベンツ
Cクラスのインテリア&エクステリア
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スポーツテイストを強調したデザイン |
現行Cクラスのデザインは、新世代に脱皮したメルセデス共通のもの。強めに傾斜したフロントマスクは、小さくなったラジエターグリルと2つの楕円を組み合わせたヘッドランプで構成。他車を威圧するかのような先代までと異なり、シャープながら優しい雰囲気ももつ。いかにも空力特性の良さそうなフォルムは、ルーフからリアウインドウにかけて連続した滑らかな曲線で仕上げられている。ショートデッキのリア回りには、大きな三角形のリアコンビネーションランプが印象的に存在する。
内装は、ダッシュボードの形状こそオーソドックスなT型だが、随所になだらかな曲線・曲面が使用されており、温かみのあるデザインとなっている。シートは硬めで、サイズ的にもゆったりしており、長距離のドライブでも疲れは少ない。セダンながらリアシートは背もたれが倒れトランクスルーになる。 |
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←前期型のインパネは、先代のイメージが残るラグジュアリィ志向の強いデザイン。2004年からはスポーティイメージに転向した |
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