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BMW 3シリーズのメカニズム |
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足回りは先代と同形式だがエンジン技術は革新的 |
BMW(Bayerische
Motoren Werke=バイエルンのエンジン製造会社)の名前が示すとおり、BMWの最大の強みはエンジン技術。なかでも2001年から2L直4エンジンに導入された、バルブトロニックと呼ばれる吸気制御技術は革新的なものだ。吸気バルブの開閉タイミングとリフト量を無段階に制御することでスロットルバルブを不要とし、低負荷時の吸気損失を大幅に減少。実用域の燃費を約14%も改善している。
一方、325および330系に搭載されるのは、シルキー6と形容される伝統の直列6気筒。このシリンダーレイアウトは機械的な振動が完全にバランスし絹のように滑らかに回るため、BMWがこだわり続けている。
走りを支えるサスペンションは、前モデルのE36型で高い評価を得たものと同形式。フロントはストラット式、リアにはセントラルアームアクスルと呼ばれるシステムを採用する。 |
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←BMWがこだわり続ける直列6気筒エンジン。シルキー6と呼ばれるほど滑らかなエンジンフィールが体感できる |
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BMW 3シリーズのインテリア&エクステリア
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空気力学的に優れた外観とオーソドックスな内装 |
E46型の北米重視路線は、エクステリアデザインにも表れている。比較的シンプルなライン構成を好んできた従来路線から一転。特に2001年モデル以降は、ヘッドランプカバーの形状が猛禽類の目を連想させる形状となり、トレードマークであるキドニー(腎臓)グリルは両サイドを吊り上がり気味にしたシャープな形状となった。 基本フォルムは、前後を強く絞り込んだエアロダイナミクス形状。北米重視とはいえ、アウトバーンでの全開走行を想定していることがわかる。また、前輪の位置をギリギリまで前に出しフロントオーバーハングを切り詰めているのも特徴で、これによって前後の重量バランスを50:50に近づけている。
内装は比較的オーソドックスで、BMWらしいスポーティさとドイツ車らしい質実剛健さが漂う。リアシートの居住性は車格相応で、平均的日本人の体格なら十分に快適だ。 |
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↑オーディオ&ラジオなどの操作スイッチをもつマルチファンクションステアリングが3シリーズに初めて搭載された |
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↑フロントシートにもリアシートにもアームレストを備える。ヘッドエアバッグやサイドエアバッグは標準装備となる |
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