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アウディ A6のメカニズム |
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縦置きV6エンジンで5ATやCVTを搭載 |
駆動系には、トルセン式センターデフをもつフルタイム4WDを採用。このセンターデフは純粋にギアだけで構成されているため、トルクスプリット式やビスカス式に比べて応答遅れがなく、信頼性も高いシステムだ。
エンジンはボンネット下に縦向きに置かれ、トランスミッションが後方に延びるFR的レイアウト。エンジン形式はすべてV6で、2.4L、2.8L、3Lの自然吸気と、2.7Lツインターボの4種類が存在する。動弁系はいずれもDOHCで、吸気3+排気2の5バルブを採用している。
2001年11月からの2.4LモデルにはCVT(連続無段変速機)が採用されるが、それ以外のモデルには、手動変速モード付きの5速ATが搭載されている。
サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーン式。フロントには、仮想操舵軸を作ることによって高速安定性を高められる、分割式リンクを採用する。 |
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←2.4Lから3Lの自然吸気と2.7Lツインターボの4種を用意するV6エンジンは縦置きにレイアウト。走行安定性を高めるこだわりだ |
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アウディ A6のインテリア&エクステリア
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シンプルな外装と温かみあるインテリア |
新世代のアウディは個性が強烈になったが、旧型A6のフロントマスクは、従来までのシンプル路線。他車を威嚇しないデザインが、むしろライバルとの差別化になっていた。控えめなグリルの中央には、4シルバーリングが輝く。ちなみに4つの輪は、かつて合併した4社(アウディ、ヴァンダラー、ホルヒ、DKW)の調和を表している。特に、セダンのデザインが特徴的。クーペを思わせるなだらかなリアウインドウと、強めのリアの絞り込みによって、スタイリッシュさと空気抵抗の低減を両立している。
内装の質感は高く、デザインも骨太ながら温かみがあり、落ち着ける空間に仕上がっている。リアシートは足元が広く、頭上空間も十分。トランクルームの容量も大きく、リアシートを倒してトランクスルーにすることも可能。ただし幅が狭いため、ゴルフバッグは真横に積めない。 |
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↑エクステリアと同様に、インパネ周辺のデザインもシンプルな構成となる。落ち着いた色調もドライビングに余裕をもたらす |
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↑アッパーミドルクラスのクルマらしい質の高いインテリア。ヘッドルームが先代に比べフロントで28mm、リアで19mm増加した |
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