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オペル ザフィーラのメカニズム |
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アストラをベースとした直4DOHCエンジン搭載車 |
ザフィーラは小型セダンのアストラをベースにホイールベースを延長しているため、メカニズム的にはアストラに準ずる。
エンジン排気量は既述のとおり1.8Lのみで、直列4気筒のシリンダーレイアウトに4バルブDOHCの動弁系を採用。2001年モデルからは、10psのパワーアップが図られている。トランスミッションは、ニュートラルコントロール機構を装備した3モード電子制御4ATを採用。直進式シフトレバーはフロアに付いている。
サスペンションはフロントがストラット式、リアにはスペースを取らないツイストビーム式のトレーリングリンクを採用。動力性能や積載能力に応じたチューニングが施されている。ブレーキは前後ともディスクで、フロントはベンチレーテッド式を採用。乗車人数にかかわらず、安定したブレーキ性能を発揮するEBD(電子制御ブレーキ力配分装置)を装備する。 |
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↑ザフィーラはアストラのホイールベースを延長し作り上げたミニバン。基本的なメカニズムはベース車であるアストラと変わらない |
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↑搭載されたエンジンは1.8Lの4バルブDOHCのみだった。2001年に小変更が行われており10psアップの125ps仕様に進化している |
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オペル ザフィーラのインテリア&エクステリア
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派手さこそないが凝縮感のあるスタイル |
全体のフォルムはスタイリッシュとは言い難いが、凝縮感がありいかにも合理的なパッケージといったスタイリングだ。フロントマスクは、アストラと共通したイメージ。グリル中央のブリッツ(稲妻)マークがなければ、どこのクルマかわからないほど際立った個性はないが、好き嫌いが分かれにくい端正なデザインと言える。サイドはウエストラインを低めにし、ガラスエリアを大きく取ったデザインで、開放感の高さを予感させる。後席ドアは一般的な片ヒンジ式で、スライドドアは採用していないが、ルーフレールは標準装備される。
ダッシュボードはセンターコンソールのあるT型を採用するため、国産の3列シートワゴンのようなウォークスルーはできないが、運転席は適度に囲まれ感がある。特徴的なのは、「フレックス7」と名づけられた多彩なシートアレンジ。7パターンの設定が可能だ。 |
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↑電動油圧式パワーステアリングの採用で、優れた直進安定性とクイックなハンドリングを実現。ステアリングは本革巻き仕様となる |
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↑3列で構成されるシートには「フレックス7」を採用。乗員数と荷物の量に応じて、7人分の座席を1座席ごとにアレンジ可能 |
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