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ボルボ クロスカントリー/XC70のメカニズム |
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トルクスプリット方式の4WDにターボエンジン |
クロスカントリー/XC70に搭載されるエンジンは、直列5気筒DOHCインタークーラー付きターボで、2002年11月に2.4Lから2.5Lに変更されている。どちらも最大過給圧を抑え、低速からターボが利くライトプレッシャーターボを採用。ちなみに変更後の2.5Lは排気量が2521ccあるので、自動車税は2.4Lより1ランク高くなる。
トランスミッションは5ATのみ。マニュアル変速モードをもつ「ギアトロニック」機構は、2003年モデルまで2.4Tおよび2.5Tのみに装備。2004年モデルからは両グレードともに採用されるようになった。2002年11月からの4WD機構は、スウェーデンのハルデックス製電子制御カップリングを使用したトルクスプリット方式。基本的には前輪駆動で、必要に応じて後輪にもトルクが伝わる。サスペンションはフロントがストラット式、リアはマルチリンク式となっている。 |
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←最低地上高はSUV並みの215mm。切替え時間が早いトルクスプリット方式4WDシステムも採用しており、悪路走破性もかなり高いのが特徴 |
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ボルボ
クロスカントリー/XC70のインテリア&エクステリア
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外装はよりワイルドに、内装はベース車と同様 |
基本ボディはV70と同じだが、外装部品を変えることでベースモデルとの差別化を図った。グリル周辺まで一体式のバンパーは、クロスカントリー/XC70専用デザインで、グリルガード風の突起が追加されている。サイドにはオーバーフェンダーとサイドクラッドパネルが装備されるが、前後バンパーと同様に無塗装のブラックで、ワイルドなイメージを作っている。ルーフレールは標準装備で、耐荷重100kgを確保する頑丈なものだ。またタイヤサイズは215/65R16と、ベースモデルより直径で40mmほど大きいものを装備して、走破性を向上させた。
内装はV70そのもので、メータークラスターからセンタークラスターへと連続感のあるデザインのダッシュボードを採用。シートの座り心地は良好だ。リアシートは4:2:4の分割可倒式。中央席の背もたれを倒せば、室内にスキー板を積んでも4人がゆったり座れる。 |
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↑V70同様のインパネ回りは、人間工学に基づく高い機能性をもつ。ドライバーを優しく包み込む、柔らかなラウンド形状だ |
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↑リアシートバックには、世界初の4:2:4分割可倒式を採用。V70譲りの使い勝手の良い室内装備に多様性をより強めた |
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