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フィアット クーペフィアットのメカニズム |
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前期は4気筒、後期は5気筒のエンジンを搭載 |
クーペフィアットのエンジンは、2LのDOHCインタークーラー付きターボ。1997年3月以前のモデルは4気筒だが、それ以降は5気筒のエンジンに換装されている。4気筒と5気筒では出力的にも差があった。4気筒の143kW(195ps)に対し、5気筒は162kW(220ps)。発生回転数も250rpm高くなっている。エンジンはフロントに横向きに置かれて前輪を駆動するFFだが、トランスミッションはスポーティ系らしくMTのみの設定。フロントデフにはビスカスカップリング式の差動制限装置を備え、コーナーからの脱出性能を高めている。
リミテッドとターボプラスは、冷却穴が開けられたフロントブレーキディスクやブレンボ製ブレーキキャリパー、ストラットタワーバーなどを装備。また、MTが5速から6速になるなど、走行性能向上のためのチューニングが行われている。 |
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←エンジンは全て2LのDOHCインタークーラー付きターボ。駆動方式はFFだ。前期型と後期型ではシリンダー数が変わっている |
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フィアット
クーペフィアットのインテリア&エクステリア
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くさび形ボディにボディ同色のインパネ |
クーペフィアットのデザインは、イタリアンスポーティカーならではの大胆でダイナミックなものだ。外装デザインはフィアットが担当。全体のフォルムはくさび形で、前後のフェンダー上部には前傾したキャラクターラインが直線的に走る。サイドウインドウも後方が持ち上がり、高めに設定されたリアデッキへと直線的に抜けている。こうしたデザイン処理により、全高は1355mmとクーペとしては高め。だがボンネットに厚みがあるにもかかわらず、ぼってりとした印象は感じられない。
インパネも特徴的で、メーターパネルから続くボディ同色の化粧板が左右に延び、ドアトリム上部まで連続する。シートは本革張り。リミテッドには、クッションと背もたれ中央部が赤の、レカロ製が奢られている。これらのデザインはピニンファリーナによるものだ。なお導入時のハンドル位置は左だったが、1998年11月から右側となった。 |
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↑インテリアはピニンファリーナのデザイン。メーターパネルからドアに至るボディ同色パネルに、日本車にはない雰囲気だ |
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↑エンジンがフロント横置きなので、2ドアのクーペモデルであっても居住性は高め。特にフロントシートはゆとりが感じられる |
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