斬新なスタイルが魅力のFFスポーツクーペ。ピニンファリーナのインテリアやターボエンジンによる走りの良さも特徴だ

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フィアットクーペフィアットバイヤーズガイド

生産期間：1995～2002年



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フィアットクーペフィアットの狙い目グレード

限定車のリミテッドやターボプラスが狙い目だ

　流通量は少ないが1999年式以降のクルマが安心できる。なかでも限定車のリミテッドや、エアロパーツを装備したターボプラスは、お買い得感が高く狙い目だ。メンテナンス費用をある程度用意できるなら、1995～1997年式あたりを狙うのも、左ハンドルを味わう楽しみがある。


↑狙い目となるのは1999年式以降の限定車だ。エアロパーツなど数多くのパーツが装着されており、買い得感が非常に高いからだ		↑1995～1997年のモデルは輸入車ならではの左ハンドルの走りが楽しめる。ただしマイナートラブルも多く、購入後の出費は覚悟

フィアットクーペフィアットの購入時のチェックポイント

電気系統などマイナートラブルが多い

　排気温度センサーの異常をはじめ、電気系のマイナートラブルが多いのは、この時期のイタリア車では仕方がないところ。またウインドウレギュレーターの不具合なども見られる。しかし大きなトラブルは少ないので、整備記録簿のチェックを怠らなければ心配は少ないだろう。

フィアットクーペフィアットインプレッション

パワフルなエンジン乗り心地は少々硬め

　エンジンは4気筒も5気筒も、過給圧が高まると、いきなりトルクが盛り上がるターボらしい特性だ。5気筒のほうが高回転の伸び切り感が良いが、4気筒でも十分にパワフル。コーナーで不用意にアクセルを踏むとステアリングが暴れ出す、トルクステアに見舞われるほどだ。コーナー進入時に少々アンダーステア感があるが、過敏すぎないためアプローチしやすい。
　ハンドルの切れ角が小さく、小回りが利かない。乗り心地はスポーティカーらしく硬めだが、忍耐を強いられるほど悪くはないので、日常の使用は苦にならないだろう。


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フィアット クーペフィアット インプレッション

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