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ポルシェ911のメカニズム |
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前期3.4L、後期3.6Lの水平対向エンジンを搭載 |
水平対向6気筒エンジンは水冷化となったものの搭載位置は変わらず、長めのリアオーバーハングに収まっている。排気量は2001年までのモデルが3.4Lで、それ以降が3.6L。最高出力は前者が300ps、後者が320psとなっている。ターボ仕様も3.6Lの排気量をもつが、ボア×ストロークともにNAとは異なっており、正確には5cc大きくなっている。こちらの最高出力は420ps。ただし2001年6月に日本へ導入されたGT2には、よりパワーアップした462ps(2003モデルからは483ps)エンジンが搭載されている。
基本的には後輪駆動のクルマだが、フルタイム4WDもほとんどのグレードにラインナップ。特にターボエンジン搭載車はGT2を除いてすべて4WDだ。トランスミッションは6MTのほか、マニュアル変速が可能な5速ティプトロニック式ATも用意されている。 |
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←水冷化を果たした水平対向エンジンは先代よりも排気量をダウンさせながら、最高出力と燃費が向上しているのが特徴である |
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ポルシェ911のインテリア&エクステリア
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911らしさを残しつつ独自のスタイルを構築 |
基本的なフォルムは911の伝統にのっとってデザインされているが、違いは随所に見られる。最も異なるのはヘッドランプの形状。伝統的な丸型をやめ、フロントマーカーランプと連続する涙目タイプに変更されている。フロントガラスの傾斜が大きくなり、空力的に大幅な改善がなされているのも特徴だ。リアタイヤはフロントタイヤに比べると大幅に太い。これはデザイン的なものではなく、リアエンジンによるオーバーステアを抑制するためのものだ。
メーターパネルは911伝統の丸型5連メーターだが、このモデルよりそれぞれが重なり合ったデザインとなっている。インテリアには、レザーやアルミ、カーボンなどの同素材を使って統一感をもたせるパッケージをオプションで用意。一応リアシートも付いており、車検証上の定員は4名だが、このシートはエマージェンシーか子供用と考えるべきだ。 |
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←ステアリングは4本スポークのレザー仕上げ。先代までは丸型メーターを個別に配していたが、996は一体化させたデザインだ |
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