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キャデラック セビルのメカニズム |
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先進技術ノーススターシステムを採用 |
アメリカンというと、古くさいOHVエンジンをいつまでも使い続けているというイメージがあるが、セビルには最新鋭のV8
DOHCエンジンが搭載される。性能はもちろん、信頼性も高く、オイル交換以外で最初に必要な整備は10万マイル(16万km)走行時にプラグを交換するだけ。ラジエターを銃で撃ち抜かれて冷却水がなくなっても、4気筒を休止させ、80km/hで数十kmは走り続けることができるという。
トランスミッションは、電子制御式の4ATを採用。サスペンションには、路面からの衝撃に応じて減衰力を瞬時に切り替えるマグネチックライドコントロールというセミアクティブサスペンションを装備する。
さらに、オーバースピードによるコースアウトやスピンを抑制する姿勢制御システム、スタビリトラックも採用。これらすべてを統合制御する、ノーススターシステムも採用されている。 |
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←足回りにはダンパーの減衰力を制御してロールを抑えるロードセンシングサスペンションを採用している。一部改良で進化を続けていった部分である |
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キャデラック セビルのインテリア&エクステリア
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インパネの木目はホンモノのウッド |
水平基調の伸びやかなボディは、エレガントで大らかなイメージ。空力よりも、居住性や存在感のあるデザインを優先しているところがアメリカンらしい。
横長のヘッドランプからサイドへと回り込むコンビネーションランプが、ワイド感を一層、強調している。
格子状のフロントグリルの中央には、伝統あるキャデラックのエンブレムがあしらわれている。このマークは、アメリカの自動車都市デトロイトを開いたフランスの探検家、アントワーヌ・ド・キャデラックの家紋に由来するという。
インパネは一転して欧州車的で、なだらかな曲線で構成された優美なデザインを採用。色使いも、かつてのアメリカンに多かった赤系のものではなく、ベージュやグレーといった落ち着いたものを採用している。
化粧パネルは本物の木目。シートは本革の10ウェイ電動パワーシートを標準装備する。 |
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↑その設計理念は「手はハンドルに、目は道路に」。簡単な操作と見やすさを徹底したインパネは非常にシンプルである |
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↑フロントのシートスライド量を十分に設定、リアシートの居住空間を確保。リアはシートは座面を高くして視界も良好 |
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