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クライスラー ボイジャーのメカニズム |
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低回転型でトルクの太い2種類のエンジン |
1980年代にデビューしたモデル。今のアメリカ車では珍しく、新旧のメカニズムが共存しているのがボイジャーの特徴だ。
搭載されるエンジンは3.3Lと3.8Lの2種類で、シリンダーレイアウトはいずれもV型6気筒。バルブ機構には伝統的なOHVを採用する。排気量から考えると、最高出力や最大トルクの数値は控えめだが、低回転型の特性と、圧縮比をあまり上げずに実用域での損失を抑えているため、実際に走らせてみると排気量相応の力強さを感じることができる。
駆動方式はFFを基本とするが、2000年モデルからは、機械式センターデフをもつフルタイム4WDもラインナップ。4WDモデルには、3.8Lエンジンが組み合わされた。トランスミッションは、電子制御式の4ATのみの設定。サスペンションは、フロントがストラットだが、リアにはリーフ(板バネ)式を採用する。 |
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←デビュー当時のエンジンは3.3LのV6
OHVの1種類のみ。1999年12月には、4WD車が導入されるのと同時に、3.8LのV6OHVが追加設定されている |
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クライスラー
ボイジャーのインテリア&エクステリア
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ウインドウが大きく室内の開放感は高い |
短いボンネットと前進したキャビンが形成する砲弾形のボディは、均整が取れていて美しい。フロントマスクはアメリカ車的なコワモテ風デザインだが、アクはそれほど強くはない。とはいうものの、おとなしくなった現行モデルと比べると、アメ車らしさは旧型が上だ。
後席ドアはスライド式で、左右両側に装備。バックドアは上開きの1枚方式だ。
インパネはスポーティカーを思わせるデザインで、センタークラスターがドライバー側に傾いたデザインを採用している。
室内はさすがに広く、ゆったりとロングドライブを楽しむには好適。ガラスエリアが大きいため、開放感も高い。シートは大柄で座り心地はソフト。シート地はファブリックのほか、上級グレードには本革仕様もある。2~3列目シートは個別に取り外せるので、荷物に応じてラゲージを自在にアレンジできる。 |
エアコンやパワーウインドウなどのスイッチ類は、ステアリングの高さとほぼ同じなので操作性が高いのも特徴である→ |
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