|
|
V70に搭載されるエンジンの排気量は、2.3L、2.4L、2.5Lの3種類で、いずれも直列5気筒というシリンダーレイアウト。車格の割に排気量が小さく思えるが、2.4LにNAモデルがあるほかは、すべての排気量のエンジンにターボチャージャーが装着される。
2.4Lおよび2.5Lのターボは、最大過給圧を抑える代わりに低負荷域のレスポンスを高め、高出力より扱いやすさを追求。2.3Lターボは高過給型で、スポーツ仕様のT-5専用エンジンとなる。また、2.5Lの実排気量は2521ccあるので、税制区分は3Lクラスとなる。
トランスミッションは、全車5AT。ターボ仕様にはマニュアル操作が可能な「ギアトロニック」機構が追加される。駆動方式はFF(前輪駆動)と電子制御の4WD仕様を用意。FFモデルでもトラクションコントロールが標準装備となるので、通常のスキー旅行なら十分対応可能といえるだろう。 |
|
|
|
←すべての排気量のエンジンにターボチャージャーが装着され、スペック以上の走りが楽しめる |
|
|
|
かつては「走るレンガ」と呼ばれたほど、スクエアなデザインが特徴だったボルボだが、現在はすっかり洗練され、力強さの中にスポーティさを併せもつデザインとなっている。
V70のスタイルは、先行デビューしたS80と共通するイメージ。ショルダー部に明確な膨らみをもたせ、それをリアゲートまで引っ張ることによって、安定感とボリューム感を演出している。
ダッシュボードはT型で、メータークラスターからセンタークラスターへと連続感のあるデザイン。ドライバーを囲むようなイメージで、スポーティさと安心感を両立している。
大柄なスウェーデン人の体格に合わせて設計された室内の居住空間は広く、特にシートが大きく座り心地が良い。室内の質感も非常に高いのが魅力だ。
ラゲージは広大で、5人で一度に運べる量の荷物なら、たいていのものは収まる。リアシートは6:4の分割収納が可能。
|
|
|
|
|
|
↑操作パネルの面積そのものが広く、スイッチも大きい。視認性に優れ、操作が確実で容易なのも特徴 |
|
↑大きなシートが配置された車内。リアシートのバックレストは2段階に角度調整も可能になっている |
|
|