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エクスプローラーは、独立したはしご型フレームの上にボディシェルを載せた本格的クロスカントリー4WDの構造をもつ。
もちろん4WDシステムも本格的で、極悪路や急勾配の走行も可能だ。1997年モデルからは、世界に先駆けて電子制御のアクティブトルクスプリット式4WDを採用。これにより、インパネに設けられたスイッチ一つで、2WD→自動トルク配分の4WD→4WDローレンジの選択が可能になった。
サスペンションは、1996年モデルまではフロントに“ツイントラクションビーム式”という独特なシステムが採用されていたが、1997年モデルからはダブルウィッシュボーン式に変更されている。リアサスペンションは、一貫してリーフリジッド式を採用している。
エンジンは4L V6の1機種だが、初期型がOHV、中期型が3958ccのSOHC、後期型が4009ccのSOHCとなる。 |
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←中期型以降のエンジンはSOHC化されており、中期と後期では僅かだが排気量が異なっている |
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フロントマスクこそアメリカンなデザインだが、内外装の品質は非常に高く、かつてのアメリカ車のような大ざっぱさは見られない。日本向けのモデルはオーバーフェンダーの付いた255/70R16タイヤ仕様のみであったが、本国にはオーバーフェンダーのない235/80R15タイヤ仕様車もあった。
リアゲートは跳ね上げ式で、使い勝手は良好。特に、ガラス部だけでも開閉できる2ウエイ方式を採用しているため、軽くて小さい荷物などの出し入れに、いちいちゲートを全開にしなくても済むようになっているのは便利だ。
インパネは骨太感のある力強いデザインで、仕上げや組み付け精度なども国産車並みだ。
リアシートはヘッドレストを外すことなく折り畳み可能で、背もたれを前に倒すだけで座面が下降してフラットになる。そうするとラゲージ長は2mにもなるので、大人2人が楽に寝ることもできるのだ。
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←ボディが大きいだけに室内空間も広く、大人5人がゆったりと座ることができるのも特徴のひとつだ |
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