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先代Eクラスにはセダンとステーションワゴンのボディタイプが存在する。グレード展開は豊富だが、表記がシンプルで、数字の部分が搭載されるエンジンを表している。例えば「E230」なら直4の2.3Lといった具合だ。インテリアに過剰な装飾やありあまる装備は一切廃された。M.ベンツらしい実に真面目な作りとなっている。また上級モデルとなる「アバンギャルド」には本革シートが与えられている。 |
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←ウッドパネルを巧みに配置しているものの装飾は控えめ。実用本位のデザイン |
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傑出した安全性能は旧型Eクラスの魅力だ。とくに走行安定性の面では、エレクトロニック・スタビリティ・プログラム(ESP)を一部モデルに採用(最終的には全グレードに標準装備されている)した。このシステムはABSやトラクションコントロールなどを統合制御したもので、滑りやすい路面でコーナリングしていても、クルマの姿勢を安定させる働きをもつ。例えばコーナーの外側に飛び出しそうになったときに、特定のタイヤだけにブレーキをかけることで、走行ラインをキープしようとするのだ。ちなみに、このESPと基本的に同じものが現行のEクラスにも搭載されている。 |
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↑エンジンは高い実用性を追求。幅広い回転域で最大トルクを発生する特性を持つ |
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↑EPSにはABSやエンジン、各種センサーを統合するCANデータバスが搭載されている |
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