メルセデスベンツ Sクラス（W140系）/1991～98年人気輸入車購入ガイドバイヤーズガイド

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　長さが5mを超え、幅が1.9mに迫るW140系の大きなボディはとても威圧的だが、運転は意外にもイージー。初めてステアリングを握っても、今日までずっとW140系に乗り続けていたと錯覚させるほど違和感なく乗りこなせてしまう。理由の一つは、とても見切りがいいこと。大きなボディの四隅が手に取るようにわかるのだ。またドライバーとクルマの一体感が強く、まるで手足のように運転できてしまう。このフィーリングについて言えばまるでスポーツカーのようだが、乗り心地については、あくまでもソフト。ゆったりした心地よさは、癒し系とも言える乗り味だ。

　W140系には全長が異なる3種類のボディがある。全長5220mmのロングボディと5120mmの標準ボディはともに4ドアセダン。そして5065mmの2ドアクーペという3つのボディ構成となる。ロングボディは標準ボディよりホイールベースが100mm長い分だけ後部座席が広い。エンジンについては年式ごとに設定が異なるが、直6の2.8Lと3.2L、V8の4.2Lと5L、さらにV12の6Lがラインナップされていた。

↑Sクラスにしてドライバーズカーというクーペ。大幅に補強されたボディを採用している



	W140系の場合は失敗するとかなりの損失となる。特に12気筒モデルはエンジンルームがギッシリで、何をするにも補機類を外したりする手間が多く、工賃が非常に高い。そもそも部品代も高いのでダブルで響くというわけ。とにかく車両価格よりも程度優先で購入すべき。見たり触れたりだけでは判断が難しいので、ノウハウのあるお店で購入するのが鉄則だ。

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メルセデスベンツ Sクラス（W140系）/1991～98年

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