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1991年10月~
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1992年10月~
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1993年2月~
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1993年4月~
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1993年10月~
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1994年8月~
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1995年5月~
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1995年11月~
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1996年8月~
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1997年8月~
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W140系はデビュー当時、3.2L直6、5L V8、6L V12の計3種類のエンジンが用意され、ボディの違いも含め全4グレードを設定、その全てが左ハンドルであった。主要装備は、遮音性や断熱性に優れた二重ガラスや、フロントガラスの約90%を拭き上げてくれるパノラマワイパーなどがある。エンジン内の各制御装置をまとめ、超高速でデータを処理するCANデータバスも搭載されていた。
↑全車ともオーディオはカセット、ラジオ、CDオートチェンジャーを標準装備した
↑500SELは標準ボディより100mmも長い
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全車ともアルミホイールが8ホールタイプになったほか、助手席エアバッグが装備された。また、300SE、400SEL、500SELに右ハンドル仕様を用意。さらに、600SELには赤外線リモコンドアロック、500SELには自動防眩ミラーが追加された。
↑400SELは4.2L V8エンジンを搭載。このグレードは右ハンドル仕様のみの設定となる
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今回の変更では、300SE、500SE、400SEL、500SELに引き続き、フラッグシップモデルの600SELにも右ハンドル仕様がラインナップされた。これでSクラスは、400SELを除くすべてのグレードに右/左ハンドルが用意され、選択の幅が広げられた。
↑600SELの右ハンドル仕様は、最小回転半径など一部スペックが異なっている
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追加された標準ボディの600SEとクーペの600SECは、いずれも6L V12の左ハンドル仕様のみを導入。クーペの全長はセダンの標準ボディよりも55mm短いが、リアシートのスペースを縮小してセダンと同容量のトランクスペースを確保している。
←エンジンや足回りなどはセダンと共通だが、ボディは専用デザインの600SEC
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グレードの表記が変更された。すべて頭にSが付くようになった。そして2.8L直6のS280と、5L V8のS500クーペが新たに追加され、ラインナップは全部で9種類に拡大した。500SEにはヘッドライトワイパーとレザーシートが新たに装備されている。
↑S600L。初期型ではロングボディを表した「L」がリアエンブレムから外されることになった
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Sクラスはデビューから約3年が経過する際に、フロントグリル、サイドパネル、テールレンズなどの形状が変更されたほか、前後ドアのアームレストが大型化された。クーペ2グレードとS600には、S600Lに標準装備されていたリアの電動ブラインドが採用され、その他の全グレードにもオプションで設定された。また車両の挙動を安定させるASRがV8以上のグレードに、滑りやすい路面でも駆動力を確保するASDが6気筒モデルにそれぞれ標準装備されている。
↑フロントウインカーレンズはホワイトタイプに。ヘッドライトの光量もアップし安全面も向上している
↑前後バンパーのデザインを変更したほか、ボディサイドのイメージも大きく変更している
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S600LとS600クーペに新開発の「インフォメーション&コミュ二ケーションシステム」が搭載された。このシステムはカーナビやカーオーディオの機能に加え、平均燃費などの走行データを表示したり、エアコンの温度設定を調節することができる。
↑S600Lには、超音波のセンサーで周囲の障害物を知らせる「パークトロニックシステム」が装着されている
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1996年モデルではメカニズムにおいて大きな変更や追加が行われた。S500、S500L、S600L、S600クーペの4グレードは、従来の4速ATに代わり、電子制御式の5速ATが搭載された。同時に燃料噴射システムは、LHジェトロニックからモトロニックへと切り替えられている。
その他、全グレードにハイマウントストップランプが標準で装備されたほか、フロントガラス上部のガラス色がグリーンからグレーに変更されている。また、クライメートコントロールの操作パネルが形状を変更されるなど、様々な改良が加えられている。
さらにS500とS500Lには、ポップアップ式のガラススライディングルーフとBOSEサウンドシステム、インフォメーション&コミュニケーションシステムを標準とするなど装備の充実化も図られた。S320、S500、S500Lの燃料タンクの容量が100Lから90Lに変更されたのもこの年からだ。
↑ハイマウントストップランプは、1996年モデルから全グレードに採用されている安全装備のひとつ
↑ESP(エレクトロニック・スタビリティー・プログラム)はトップグレードS600Lに搭載されている
←赤外線リモートコントロール・セントラルロックは、パワーウインドウの操作も可能
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マイナーチェンジで、クーペの名称がCL600といった具合に、CLが頭に付く新しい表記になった。装備については、全モデルにSRSサイドエアバッグが標準化されたほか、アルミホイールのデザインが変わった。
↑唯一、4速ATを採用していたS320に電子制御式5速ATが搭載され、全車5速ATとなる
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廉価版のS320は、最後の改良でインフォメーション&コミュニケーションシステムや自動防眩ルームミラー、そしてチャコールフィルターなど、上級グレードで標準化されていた装備が与えられた。また安全性を高めることを目的にブレーキアシストも採用された。
↑S320にも運転席と助手席に3名分のメモリー機能を備えたパワーシートを標準装備
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