ジャガーＸＪシリーズ / 1994～2003年人気輸入車購入ガイドバイヤーズガイド｜輸入車・外車の中古車情報ならカーセンサーエッジnet

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　ヨーロッパの高級車は高速走行を楽しめるクルマが多い。XJシリーズも例外ではないが、その趣旨が他の高級車とはやや異なる。一目でXJシリーズとわかる丸目4灯のヘッドライトは垂直に立てられているため、高速道路を走ると風切り音が耳に届いてしまう。決して空力特性は良くはなく、速度無制限区間のあるドイツの高速道路でも追い越し車線をリードするような走り方は得意ではない。むしろゆったりと流しながら、手の込んだインテリアに包まれて移動時間そのものを楽しむ。そんな走り方こそXJシリーズの良さが深く味わえるはずだ。ただし、後部座席で同じように楽しもうとしても、ルーフが低くて期待するほど室内は広く感じられない。ロングボディでもその印象は変わらないので留意しておきたい。

　ボディはホイールベースが2870mmの標準ボディと2995mmのロングボディがある。最上級グレードのソブリンと別ブランドとして仕立てられるデイムラーはロングだけの設定だ。その他はすべて標準ボディとなる。エンジンは1997年までの直6系とV12、それ以降のV8系とV8スーパーチャージャーに大別できる。また、直6やV8のスーパーチャージャーエンジンを積んだスポーツモデル、XJRも設定されている。

↑XJシリーズのホットモデルとなるXJRは外観もスポーティな仕様になっている



	1997年以降は信頼性が非常に高く、もはや「英国車イコール故障が多い」という図式は成り立たない。エンジンの電子制御には日本のデンソー製を採用して、国産車並みの信頼性を手に入れているのだ。これはUカーを買ううえでも、非常に心強い。強いて言えば、冷却水の配管が枝分かれする接合部から水が漏れることがあるようだが、これもマイナートラブルに含まれる。

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ジャガーＸＪシリーズ / 1994～2003年
(2003.03.27)

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