クライスラージープチェロキー / 1984年～2001年人気輸入車購入ガイドバイヤーズガイド

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　発進から加速まで少ないアクセルワークで反応し、軽い車重に対するビッグパワーは頼もしい限り。もちろん低速トルクを生かして伸びやかに走るのも得意だ。街中では3速での走りが中心となり、これはエンジンブレーキを引き出すうえでも正解といえる。低いフォルムながらモノコック構造によりヘッドクリアランスは十分に確保されている。本革のパワーシートはソフトに身体をホールドしてくれる。しかしリアの足元は広いがシート自体が小ぶりな点が気になった。ただし、マイナーチェンジではエクステリアが変わっただけでなく、ボディの剛性が大幅にアップされた。そのおかげで、快適な居住性を獲得している。

↑本革シートを狙うならリミテッド。ドレスアップ派はスポーツがオススメだ

　デビュー当時のグレードはラレードとチーフの2つ。4ドアのほかに2ドアも選ぶことができた。しかし、今Uカー市場で現実的な選択肢となると、1993年以降のリミテッドとスポーツにターゲットを絞るべきだろう。1993年から1997年までホンダが陸揚げ後のチェックを行っており、タマ数も多いので、比較的リーズナブルで、程度の良いものが手に入る。この年式以降は、全車4ドアで右ハンドル仕様となる。

まずエンジンの発熱量が多いので樹脂製ホースの劣化に注意。次にATフルードの漏れで、ホースのカシメ部分からまれに発生することがある。そしてクランク角センサー不良によるエンジン不調。また、意外にブレーキパッドの減りが早いので、残量を確認したい。試乗するなら、レスポンスや静粛性の違いにも注目してみるといい。



↑エンジン内の樹脂製パーツは要チェック。ラジエターホースの劣化は特に注意が必要なポイント		↑ATフルードはカシメ部から漏れることがあるので、このあたりもじっくり確認をしておきたい

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クライスラージープチェロキー 1984年～2001年

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