しなやかで上品な乗り味と優美なエクステリアが魅力の406シリーズ。搭載エンジン、ボディバリエーションの選択肢も豊富

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プジョー 406 バイヤーズガイド

生産期間：1996～2005年



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プジョー 406の狙い目グレード

充実装備のV6モデルがお買い得価格で流通

　中古車では直4モデルとV6モデルの価格差がほとんどないため、装備が充実したV6モデルを狙うのがオススメだ。ただし、レザーシートを装備したモデルや、人気カラーとなるブルーのボディカラーは多少割高となっている。自分の予算と中古車の状態をよく見極めて購入しよう。

←406はカラーリングによる価格差が見られる。人気が高いブルーを外しシルバーなどを狙ってみると意外に安く手に入ることもある

プジョー 406の購入時のチェックポイント

特有のトラブルはないが電動装備の動作は要確認

　406特有のトラブルというものはほとんどないが、ごく希に電動装備のトラブルが発生している。パワーウインドウの動作や、メーター内の警告灯に異常がないかどうかをよく確認しよう。特にパワーシートのトラブルは修理代が高いため、購入時によくチェックすること。

プジョー 406 インプレッション

実用域での動力性能は直4搭載モデルでも十分

　しなやかにストロークしながら粘り強いロードホールディングによって、意外と高いコーナリング性能を見せるサスペンション。これを「猫足」と称するが、406はまさにふわっとした乗り心地だ。絶対的な限界性能こそ高くないが、操舵フィールを通じてタイヤのグリップ状態がよくわかる。さらにロールの動きも自然で、クルマと対話しながら楽しく走れるのだ。
　直4搭載モデルでは多少の非力感があるものの、実用上は十分。V6搭載モデルはトルクフルだが、ややフロントヘビーな印象があるため、ロングツアラー向きと言えるだろう。


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