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ジャガー XJシリーズのメカニズム |
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あえてV8エンジンを採用し高級感を確保 |
高級車にふさわしいエンジンといえば、V型なら8気筒か12気筒。これらのシリンダーレイアウトは機械的な振動が理想的にバランスするため、アイドリングから極めて低振動を実現できるからだ。XJに搭載されるエンジンも、3.2Lと4LのV型8気筒。一般的には3.2LならV6で十分なのだが、あえてV8としているところに、最高級車としてのこだわりが感じられる。
いずれのグレードにも5速ATを採用し、Jゲートと呼ばれる独特のシフトパターンで操作する。選択するモードによってレバー位置が明確に変わるため、インジケーターを見ることなく選択ギアがわかり、変速操作もやりやすい。
サスペンションは、フロントにダブルウィッシュボーン、リアにセミトレーリング式を採用。リアサスは形式的には新しいものではないが、巧みな配置で十分な性能を出している。 |
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←4速から5速になったジャガー独自のATセレクター、Jゲートセレクターのデザインも変更されている。これにより操作性もアップ |
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ジャガー XJシリーズのインテリア&エクステリア
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外観だけでなく車内の細部まで高級感を追求 |
ロングノーズに小さめのキャビン、尻下がりのリアデッキをもつフォルムは、XJシリーズ独特のもの。リアオーバーハングが長いのも特徴で、シルエットをぱっと見ただけでも、XJシリーズだとわかる。フロントマスクは空力を重視して絞り込むのではなく、あえてワイド感を強調。丸型4灯のヘッドランプと、そこからボンネットへと連なる4本の嶺は、さながら獲物に襲いかかるジャガーの前脚を連想させる。
ダッシュボードは横長で、そこに馬蹄形のセンターコンソールが突き刺さるような独特のデザインを採用した。内装はコノリーレザーと、本物のウォールナットを採用。シートやドアアームレストのステッチに、クラフトマンシップが感じられる。
Sクラスや7シリーズに比べると、室内長はそれほど長くはなく、リアシートの居住性は「必要十分」というレベルだ。 |
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←「Tピース」と名づけられたインテリアデザイン。快適性、安全性、操作性を追求。それに加えラグジュアリィな雰囲気も十分だ |
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