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シボレー コルベットのメカニズム |
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独自の足回りで路面追従性は抜群 |
象徴ともいえるV8エンジンの排気量は5665cc。オールアルミシリンダーブロックを採用するなどC5のために新設計された。バルブ駆動はOHV。高回転まで回さなくても十分なトルクが引き出せる大排気量エンジンならば、カムシャフトが1本で済むOHVのほうが合理的という理由からである。
前後重量配分を最適化するために、トランスミッションはエンジン後部でなくリアデフとともに後車軸側にレイアウトするというトランスアクスル方式を採用。51:49という優れた重量配分を実現している。
2002年に加わったマグネティックセレクティブライドコントロールと呼ばれるサスペンション機構は、ダンパー内のオイルに磁性流体を使い外部から与える磁力を変化させることによってオイルの粘度をコントロール。1000分の1秒単位で減衰力を制御し、優れた操縦性能と快適な乗り心地を両立させた。 |
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←シボレー初のオールアルミエンジンブロックを採用。電子制御スロットルも備え、最高出力350ps、最大トルク48.4kg-mを発生 |
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シボレー コルベットのインテリア&エクステリア
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ボディ形状はクーペとコンバーチブルを用意 |
ボディスタイルには、ソフトトップのコンバーチブルと、ハードトップのクーペが存在する。エクステリアは、伝統あるロングノーズ&ショートデッキスタイルを継承。フロントフェンダーに柔らかなうねりを加えることによって、グラマラスなボディを演出している。クーペのリアウインドウは、サイドまで回り込んだ一枚物だ。ワイド感を強調したリア回りに収まる独立4眼式リアコンビネーションランプは、初代からずっと受け継ぐデザイン。
コックピットは、着座位置が低く高いセンターコンソールと相まってタイトな包まれ感を生み出している。メーターは丸型の自発光式のほか、F15戦闘機の技術を応用したヘッドアップディスプレイも装備する。
コンバーチブルは、後方からボディ同色パネルがシートの間に流れ落ちてくるウォーターフォールデザインを採用。この手法も初代からの伝統である。 |
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←ドライバー側に傾けられたインパネは人間工学に基づいたデザイン。全グレードに本革巻きステアリング&シフトノブが標準装備 |
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