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メルセデス・ベンツ Mクラスのメカニズム |
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舗装路を考えたサスに先進4WDメカを付加 |
日本導入当初の搭載エンジンは、3.2LのV型6気筒1機種。低燃費、低排出ガスのSOHC3バルブを採用していた。その後、4.3LのV8SOHCや、2.7Lのコモンレール式ターボディーゼルが追加となったが、ディーゼルは2003年2月で販売終了。同時にガソリンエンジンも3.7Lに排気量アップしたV6に統一されたほか、AMG仕様として5.5LのV8エンジン搭載車が設定されている。
4輪ダブルウィッシュボーン式のサスペンションはオンロードを重視した設計。オフロードカーとしてはストロークは少ないが、4-ESPと呼ばれるトラクションコントロール装置を組合わせることにより、オフロード4WDに匹敵する悪路走破性を実現している。
4WDシステムは、オフロード走行用にローレンジをもつフルタイム方式を採用。トランスミッションは5ATで、初期型以外は手動変速モード付きだ。 |
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←Mクラスに搭載される4エレクトニック・スタビリティ・プログラム(4-ESP)は、本格4WDをも凌駕する悪路走破性を発揮する |
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メルセデス・ベンツ Mクラスのインテリア&エクステリア
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外観は力強いが内装はソフトな雰囲気 |
フロントマスクは、Aクラスのグリルとヘッドランプを立てて、武骨にしたようなデザイン。ボンネット中央が力強く盛り上がり、グリル面積も大きいため、押し出しの強さはなかなかだ。サイドはCピラーが太く、傾斜角も立ち気味のため、骨太な印象。ベルトラインにうねりをもたせることにより、大げさなオーバーフェンダーを使わずに重量感をうまく表現している。リアビューはスペアタイヤを背負わないスッキリとした処理で、リアゲートは大きな1枚ドアが上向きに開く。
インパネはデザインこそアメリカ車風のソフトなものだが、整然としたスイッチ類の配置はメルセデス流。2001年の仕様変更時にセンターコンソールの形状とともに配置が見直された。シートのサイズは前後席ともゆったりしており、長距離でも疲れにくい。後席は3分割の可倒式で、格納時はクッションごと沈み込んでフラットになる。 |
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←基本的なデザインはメルセデスのセダンに近いが、ツートーンカラーを採用することで、SUVがもつスポーティな雰囲気を表現 |
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