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メルセデス・ベンツ Sクラスのメカニズム |
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6種のエンジンを展開、最新S500は7AT搭載 |
エンジンは3.2Lと3.7LがV6、4.3Lと5LがV8、5.5Lと5.8LがV12となり、5.5Lはツインターボ仕様となる。いずれも新世代のSOHCで、各気筒に吸気2+排気1の3バルブと、2本のプラグを装備。排気温度の低下を防ぎ、触媒の活性化を早めて低排ガスを実現するシステムが採用されている。
従来まではグレード名がそのまま排気量を表していたが、現在はS350が3.7L、S600が5.5Lおよび5.8Lと、必ずしも整合しなくなっている。なおトランスミッションには長らく5ATが採用されてきたが、最新のS500系とS500Lには7ATの7Gトロニックが搭載された。
サスペンションはフロントが分割ロアリンク式ダブルウィッシュボーン、リアにはマルチリンク式を採用。500以下はエアスプリングを、600は油圧を使ったアクティブボディコントロールサスを採用する。 |
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←計6種類のエンジンをラインナップしたSクラス。ハイエンドには367psを発生する5.8LのV型12気筒エンジンを用意している |
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メルセデス・ベンツ
Sクラスのインテリア&エクステリア
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武骨一本ヤリから曲線的なデザインへ |
かつてに比べて小ぶりになったフロントグリルには、若干の傾斜角がつけられ、威圧感は大幅に減少。涙滴形のヘッドランプも、優しい顔作りに一役買っている。ヘッドランプの形状に合わせてボンネット後方にキャラクターラインを引くデザインは、近年のメルセデス・ベンツのアイデンティティだ。サイドには明確なショルダーラインが設けられ、ドッシリとした安定感を表現。一方、傾斜角の強いAピラーと厚みを抑えたキャビンによって、伸びやかなイメージも演出している。リア回りは、サイドにまで回り込んだ大きな三角形のコンビネーションランプが印象的だ。
内装も、かつての武骨一本やりからイメージチェンジ。曲線や曲面を多用した、温かみのあるデザインとなっている。シートはS320/350以外は本革が標準。ロングモデルはリアシートの背もたれも電動で、リクライニングが可能だ。 |
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↑インパネはボディラインと同様に曲面で構成。ブラックスクリーン式電子メーターや、マルチファンクションステアリングを装備 |
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↑S500とS500Lのフロントシートには、シート面の温度や湿度を快適に保つシートベンチレーターをオプションで用意する |
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