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クライスラー ジープ グランドチェロキーの メカニズム |
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クォドラドライブによる高い走破性が特徴 |
グランドチェロキーに搭載されているエンジンは、4Lの直列6気筒と4.7LのV型8気筒。V8は最新設計のSOHCエンジンだが、直6は数十年前に開発されたOHVエンジンをリファインして使い続けている。
4WDシステムはクォドラドライブと呼ばれるパッシブトルクスプリット方式。通常はほとんど後輪駆動だが、センターデフの代わりに設けられた多板クラッチを、前後輪の回転数差を利用して油圧を発生させるポンプによって圧着。前輪にも駆動力を伝達する仕組みだ。
さらにV8エンジン搭載車の前後のデフにはバリロックというシステムを採用する。これは理論上、1輪でもグリップしていれば前進できるというものだ。
サスペンションは前後輪にコイルリジッド式が装備されている。フロントが4リンク、リアがアッパーAアームという、かつてレンジローバーが使っていた方式を採用する。 |
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←サスペンションは新開発の専用設計。従来のサスペンションの5倍の耐久性を実現し、オフロードの走破性と乗り心地を両立 |
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クライスラー
ジープ グランドチェロキーの エクステリア&インテリア
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内外装のデザインは直線と曲線をうまく融合 |
現行グランドチェロキーは旧型の面影を色濃く残している。というのも、モデルチェンジの際に旧型のオーナーから「デザインを変えないでほしい」というリクエストが多く寄せられたからだ。とはいえ直線基調の旧型に対して、ボディサイドや前後コーナーには丸みが与えられているほか、フロントガラスの傾斜角も緩やかになりスポーティなイメージとなっている。また大型のヘッドランプとボリューム感のあるラジエターグリルが醸し出す迫力は、どんなクルマが横に並んでも気後れすることはないだろう。
インテリアもエクステリア同様、直線と曲線をうまく融合させたデザイン。インパネはセンタークラスターが手前につき出ており、SUVとしてはオーソドックスなデザイン手法をとる。
スペアタイヤはラゲージルームの床下に収納。立て掛け式だった従来型よりも、ラゲージの使い勝手が向上している。 |
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←ラレードはファブリックシートとなるが、そのほかのグレードでは本革シートを装備。さらに前席にはパワーシートも搭載 |
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