BMWサルーンの快適性とフルタイム4WDによる悪路走行性能を兼ね備えたSUV。迫力ある外観、質感の高い内装も特徴

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BMW X5 モデル変遷

生産期間：2000年～



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| 2000年10月| 2001年1月 | 2002年3月 | 2003年10月 | 2004年5月 |

2000年10月

様々な電子制御システムを搭載し登場

　1999年の東京モーターショーで公開されたX5が登場となる。エンジンは4.4L V8で、オフロードもオンロードも快適に走行できるフルタイム4輪駆動システムを採用。そのほか、走行状態を常に監視してエンジン出力を調整するDSC（ダイナミック・スタビリティ・コントロール）など、様々な電子制御システムを搭載する。また、スポーツシートや19インチホイールなどを装着したスポーツパッケージも用意されていた。

↑バルブ開閉タイミング調整機構を搭載。パワフルかつ低燃費、低排出ガスを実現している

↑リアサスにはエアスプリングを採用。常に車高を一定に保つので、走行安定性にも優れる

2001年1月

3L直6エンジンを搭載した3.0iがデビュー

　BMW 530iと同じエンジンを搭載した3.0iは4.4i同様、数々の電子制御デバイスを装備。なお、同年4月には4.4iに左ハンドル車が設定されている。

↑キドニーグリルやウインドウフレームがブラックに。またタイヤサイズを17インチとした

↑3.0iに搭載されたM54型3Lエンジン。滑らかな吹け上がりとレスポンスの良さを身上とする

2002年3月

4.6isを追加、さらに選択肢が増える

　4.6L V8エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル、4.6isが日本導入を果たす。この名に冠したsは、スポーツ性能の高さを表したものだ。
　エンジンは、4.4iに搭載されたものをベースに新開発されており、347psのパワーと49kg-mものトルクを発生。これに合わせ、トランスミッションは専用のステップトロニック付き5速ATが開発された。また、キセノンヘッドライトなどの採用により、フロントマスクをスポーティなデザインとしたほか、スポーツサスペンションや20インチの大径ホイールなど、専用装備を多数搭載している。
　これと同時に、既存の3.0iと4.4iには一部変更が施された。後方視野を拡大するドアミラーを採用し、リアシートにトランクスルー機能を設けて長尺物を収納可能とするなど、使い勝手を向上させている。

↑ボディ同色のフロントエアダムを採用した4.6is。電動ガラスサンルーフを標準装備している

↑4.6isは電動スポーツシートを採用。前後、角度、高さ、バックレストの角度が調節できる

↑2本のツインオーバルテールパイプは、 4.6isだけの装備。クローム仕上げのカバーが付く

↑クロームリングを施したタコメーターにはバリアブルレッドラインインジケーターを装備

2003年10月

4WDシステムが進化し悪路走破性が向上

　電子制御で前後にトルクを配分する4WDシステム、xドライブを採用。また、4.4iにさらにパワフルなエンジンを搭載するなどの変更が行われた。

↑3.0iと4.4iのグリルがワイド化。縦のバーが幅広のものになり押し出しの強い顔つきに変更

↑BMW 745iと同じエンジンとなった4.4i。同時に、トランスミッションも6速ATに変更された

2004年5月

フラッグシップモデル4.8isが登場

　新たに登場した4.8isは、4.6isを改良して生まれたモデルだ。最新の4.8L V8エンジンを搭載しており、4.6isのエンジンに比べてパワーとトルクが大幅に向上。トランスミッションは6速ATとなり、性能向上と燃費、騒音の低減を果たしている。
　外観上では、先にマイナーチェンジを迎えた3.0iと4.4i同様、キドニーグリルやヘッドライトのデザインを変更。フロントマスクに力強い印象を与えているのも特徴だ。

↑新たに搭載された4.8Lエンジンは、従来の4.6Lに比べ、＋13psものパワーアップを果たした

↑最高級素材であるウォークナッパエクスクルーシブレザーを採用しているインテリア


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