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307には、とりたてて新しいメカニズムは採用されていない。しかし、技術トレンドを押さえた機構がバランスよく採用されており、すべての面でそつのない性能を見せる。
エンジンは、直4のDOHC16バルブを採用。廉価グレードのスタイルのみ1.6Lで、それ以外はすべて2Lとなる。2Lエンジンの性能は、100kW(137ps)/190N・m(19.4kg-m)と、数字的には平凡だが、実用域のトルクは太く、高回転域までよく回るのが特徴だ。
トランスミッションは、5MTと4ATを用意。ATはMT感覚のシフトチェンジを可能とする手動変速モードを備えている。
サスペンションは、フロントがストラット、リアがツイストビーム式のトレーリングアームを採用。前輪駆動2BOX車の定番だ。自動点灯ライトやオートワイパーなど、ユーティリティメカの装備充実度は国産車以上かもしれない。 |
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←2003年10月に追加された307CCには最新鋭のフルオートマチック電動メタルトップも採用されている |
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フロントマスクには、プジョーのデザインアイデンティティである吊り目のヘッドランプを採用。ラジエターグリルの中央には、プジョー伝統の「後ろ足で立つライオン」のトレードマークが鎮座する。ヘッドランプからフロントフェンダーへと連なるボディの曲面は、明確なウエストラインとなってリアフェンダーまで続き、がっしりとしてダイナミックなイメージが演出された。SWは、ルーフレールやガラスルーフなど、レジャーにもってこいの装備品が充実している。
インパネはスポーティなT形デザインを採用。メーター類は大きくて非常に見やすい。オーディオスペースは、センタークラスターの高い位置に2DINサイズのものが用意され、後付けのナビにも対応できる。ステアリングホイールには、オーディオのスイッチを装備する。シートはカジュアルなデザインで、座り心地も良い。 |
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↑センターパネル上部にはマルチファンクションディスプレイを搭載。平均速度、瞬間燃費なども表示する
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↑シートはプジョーの最上級車種607のものがベース。人間工学に基づき、快適性を追求したものである |
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