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本国ではエンジン、ミッションとも数種類あるフリーランダーだが、日本に導入されるのは、2.5LのV6エンジンに5ATが組み合わされたもののみの設定。
ロングストローク型に設計されたV6エンジンは、低速では粘りがあり、高回転域までスムーズに吹け上がる。ATは「コマンドシフト」と名づけられた手動変速モードが付く。
4WDシステムは、レンジローバーなどと同じフルタイム方式。センターデフにはビスカスLSDが付くうえ、電子制御のトラクションコントロールも付いているため、1輪でもグリップしていれば前進できる。また急坂を安全に下りる装置として、ヒルディセントコントロールも装備。スイッチを入れるだけで、タイヤがグリップする範囲の急坂を、7km/h以下で下りるように自動制御が行われる。
サスペンションは4輪ストラットだが、ホイールストローク量はたっぷり取られている。 |
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←国産ライトクロカンとは異なり、フリーランダーはハシゴ型のフレームをボディに内包しているのが特徴 |
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大きなフロントバンパーと、極端に短いリアオーバーハングがフリーランダーの特徴。全長の割に全幅が広いため、チョロQのようなユーモラスな形だ。
ボディ全体のフォルムは台形で、さらにオーバーフェンダーが張り出しているため、前から見るとどっしりとした安定感がある。フロントマスクは、太い横桟のグリルと異形角型ヘッドランプを採用。先代のレンジローバーと共通するデザインだ。
全体的にアップライトなスタイルという印象があるが、フロントガラスは同社の他モデルに比べてかなり寝ており、このクルマがランドローバーの新世代を担うものであることがわかる。
インパネはオフロードカーらしく骨太なデザインで、機能的にレイアウトされたスイッチは非常に使いやすい。
ラゲージスペースは、アウトドアユースには少々小さいが、リアシートは6:4で格納可能となっている。 |
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←樹脂製パーツを多用しライトテイストを強調。メーターフードはレンジローバーを意識したデザインだ |
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