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もともと1980年代のトラックをベースとしているため、メカニズムもそれに準じたものが採用されている。
ボディは、はしご型フレームの上にキャビンを載せた構造で、サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン+トーションバースプリング、リアにはリーフ(板バネ)式を採用する。
エンジンは4.3LV6で縦置き。バルブ駆動はOHVだ。形式は古いが、燃料供給は最新の電子制御噴射装置が採用されている。レギュラーガソリンが使用できるが、燃料タンクが101Lと巨大なので、満タンにすると約1万円の支出となる。
駆動方式は2WDと4WDを用意。4WDはデビュー当初、フルタイム式を採用していたが、1999年には電子制御で駆動方式が替わるオールホイールドライブシステムに進化した。トランスミッションは、正規輸入されているものは全車コラム式の4ATとなる。 |
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←エンジンは4.3LV6を搭載。OHVというバルブ駆動を採用しているが、電子制御噴射装置を採用する |
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全長約4.8m、全幅約2mのボディは威風堂々。この強烈な押し出し感が、シボレーアストロの魅力の一つでもある。
GMが正規輸入するものは標準ルーフだけだが、カスタムされたスタークラフト製のものはハイルーフが多く、なかには車高が2.3mを超えるものもあるため地下駐車場はもちろん、ドライブスルーなどが通れないケースもあるので注意が必要だ。
フロントマスクは、1994年モデルまでが角目2灯ヘッドランプ、1995年モデルからは横長の異形4灯ヘッドランプとなる。
ハンドルは左のみで、LSは2列目に3人がけベンチシートを採用した8人乗り、LTはキャプテンシートで7人乗りだ。1996年以降モデルの3列目シートは脱着式となる。
オリジナルの内装は、樹脂製のインパネとモケットシート仕様だが、スタークラフト製はウッドパネルと本革シートとなり、回転対座シートも用意される。 |
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↑インパネはスイッチ類が運転席側に向けられている。また運転席側のエアバッグは1993年10月に標準化 |
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↑上級グレードのLTはセカンドシートが独立するタイプを採用。各シートの左右にはアームレストも装備する |
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