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トーラスのもう一つの魅力がパワーユニット。基本はデュラテックエンジンと呼ばれる3LのV型6気筒だ。主要材質をアルミにするとともに、長短2種類の吸気管を回転数によって切り替える機構をもっている。このため最高出力で200psを発生する一方、幅広い回転域で厚いトルクを確保する、力強くて扱いやすいエンジンだ。
さらに限定発売されたセダンの「SHO」グレードには、3.4LのV型8気筒エンジンが搭載されている。最高出力238psのこのV8は、ヤマハとの共同開発によるものだ。
トーラスはこれらのエンジンをフロント横置きにして、前輪を駆動するFF方式を採用している。一般的にFFはエンジンの幅が影響して、フロントタイヤの切れ角が小さくなりやすい。しかしトーラスは幅の広いボディを生かして切れ角を大きくし、最小回転半径を小型車並みの5.5mに抑えているのだ。 |
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←力強くて扱いやすい3LのV型6気筒デュラテックエンジンを「SHO」を除く全モデルに搭載している |
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内外装のデザインは、フォードの社章である「オーバル(楕円)」をモチーフにしている。外装ではヘッドライトやワゴンのリアガラスが象徴的な存在だ。内装においては、楕円形状のセンターパネルが際立っている。
トーラスの注目すべき点は、その装備だ。運転席&助手席エアバッグなどの安全装備はもちろんのこと、イモビライザーといった防犯装置まで標準で採用している。また運転席6ウェイパワーシートや紫外線をカットするソーラーティンテッドガラスといった快適装備の数々は、フォードが目指した理想のファミリィカーにふさわしいものだ。 |
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↑デザインモチーフは楕円。優れた操作性と高い視認性を兼ね備えているのも特徴だ |
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↑5m超のボディに加えてFFなので、車内はとにかく広い。シートの厚みも高級車並み |
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→フルサイズの運転席&助手席エアバッグを標準装備。安全性にもこだわる |
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