ゴルフは多くのベーシックカーにとってベンチマークとなる存在だ。このカテゴリーはライバルも多く、レベルの高い品質競争や厳しい価格競争が行なわれている。フォルクスワーゲンインテリアにおける居住性のアップと安全性の向上に力を入れ、1993年モデルでGLiにチルトステアリングを採用、1994年モデルではフロントシートの前後スライド量を18mm拡大するなど快適性の向上を追及した。また安全装備では1994年モデルから全車に運転席と助手席エアバッグを標準装備。他にもリアヘッドレストの標準化や、フロントシートベルトプリテンショナーを採用するなど、安全対策にも積極的に取り組んでいる。
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↑ドライバー側に向けられたセンターコンソールも快適性を考慮した結果 |
↑大人4人が快適に座れることを追求した車内。膝回りも十分なゆとり |
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ゴルフにはハッチバックとワゴン、二つのボディタイプがある。いずれもラゲッジルームの広さと荷物を出し入れするときの便利さが支持されているのが特徴だ。通常の容量(ワゴンVDA測定方式)はハッチバックが320L、が466Lだが後席を完全に倒すと、それぞれ1162L、1425Lまで容量を拡大することができる。ラゲージの広さを重視する人には、当然ワゴンの魅力は大きいが、このサイズにしてこれだけ広い荷室を確保したハッチバックも捨てがたい選択肢になる。 |
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↑ラゲッジルームは広いだけでなく、開口部の敷居も低く実に使いやすいのが特徴だ |
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↑ハッチバックはゴルフの基本形。ワゴンモデルはルックスから想像する以上の容量を確保 |
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