縦置きV6エンジンやクワトロシステムによる安定した走行性能が特徴のアッパーミドルクラスセダン＆ワゴン

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アウディ A6 モデル変遷

生産期間：1997～2004年



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1997年9月

2.4Lと2.8Lの2種でセダンからスタート

　CD値を先代の0.30から0.28に向上させたエアロダイナミクスボディに、2.4LのFFと2.8Lのクワトロをラインナップ。どちらのエンジンもV6DOHC5バルブで、マニュアルシフトのできる5速ティプトロニックATを装備していた。　また、ボンネットやドアフレームにアルミニウム素材を採用するなどしてボディを軽量化。燃費が先代に比べ、10・15モードで最大約17.7％向上した。

↑多くの乗用車系FF／4WDがエンジンを横置きにするのに対し、アウディは縦方向に搭載た

↑明るい木目のバボナウッドパネルにフロントに2個、リアにも2個のカップホルダーを装備

1998年4月

2.4L搭載車にもクワトロを追加した

　アウディ伝統のフルタイム4WD、クワトロシステムを2.4L車にも採用。トランスミッションはティプトロニック5ATだ。

←クワトロシステムは、通常50：50の前後トルク配分を25～75％の範囲で自動的に変化させる

1998年7月

ステーションワゴンのアバントを追加設定

　455Lのラゲージルーム容量を確保したアバントを、新たにラインナップ。2.4LはFFとクワトロ、2.8Lはクワトロだ。

←平らなルーフラインにするためAピラーから後ろを作り直したアバントのスタイリング

1999年9月

安全装備類を充実させてラインナップを変更

　一部改良により頭部エアバッグを標準装備し、2.8クワトロに左ハンドルを特別注文装備。全車16インチホイール化され、FFアバントは廃止。

←ヘッドレベルエアバッグのサイドガードを新たに標準化し、乗員全ての安全性を進化させた

2001年1月

ツインターボを装備した2.7Tクワトロを追加

　セダンに2.7Lツインターボで230ps/5800rpm、31.6kg-m/1700～4600rpmの2.7Tクワトロを追加設定。スポーツサスペンションなどを装備していた。

←2.7Tクワトロの専用アルミホイールは16インチ。本革スポーツシートも標準装備されていた

2001年11月

2.8Lを3Lに拡大しフロントデザインを変更

　マイナーチェンジが行われ、2.8L車が3Lに排気量アップされ、2.7Lツインターボは250psに増強。最低地上高を高めたオールロードクワトロや、4.2LのV8を搭載するS6も追加設定された。

↑バンパー下にも開口部をもつダブルラジエターグリルに。テールランプのデザインも変更

↑ライトモジュールを10φ大径化、37％も光量を増加。ダブルキセノンヘッドライトも設定

2002年9月

アバントに2.4LのFFモデルを追加設定

　これまで3.0クワトロしかなかったアバントに、FFの2.4Lモデルを追加設定。トランスミッションは無段階変速のCVTで、新車時価格は527万円だった。

←3.0クワトロ同様にルーフレールはシルバーのメッキに。16インチのアルミホイールも装備

2003年6月

スポーティなSラインを新規にラインナップ

　2.7Tクワトロとアバント3.0クワトロに、スポーツサスペンションなどを装備したスポーティなSラインを追加設定した。

←17インチアルミホイールやリアスポイラーも装備。内装はマットアルミニウムパネルとなる

2003年9月

2.7Tクワトロに代えSラインを新たに設定

　2.7Tクワトロを廃止して、よりスポーティな装備を施した2.7TクワトロSラインを設定。また全車にボディカラー同色のフルカラードバンパーを採用した。

↑9スポークの17インチアルミホイールやフルカラードバンパーでSラインは人気を高めた

↑車高が20mm低くなるスポーツサスペンションを、Sラインは標準で装備し走りを磨いた


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