実用性と安全性を重視したサーブの主力モデル。特性の異なる5種類のエンジンから、用途に応じて選択できる

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サーブ 9-3 バイヤーズガイド

生産期間：1998～2003年



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サーブ 9-3の狙い目グレード

充実装備で流通量が多いSE2.0Tがオススメ

　9-3を買うなら、装備が充実した上級グレードSE2.0Tを選ぶのがオススメ。中古車市場での流通量が多いため、グレードや車体色などの選択肢が豊富な点も大きな魅力と言える。また、走りを楽しみたいなら、オープンエアも楽しめるカブリオレを選ぶのもよいだろう。

←オススメしたいのは185ps＆23.5kg-mを発生する2L直列4気筒ターボエンジンを搭載したSE2.0T。流通量も多く、好みの一台が探せる

サーブ 9-3の購入時のチェックポイント

大きなトラブルはないが電動装備の動作は要確認

　特に大きなトラブルなどは見られないため、どのグレードでも比較的安心して購入することができる。ごく希にパワーウインドウやドアロックの動作に異常が発生しているので、購入時には念のためすべての電動装備の動作を確認しよう。カブリオレは幌の状態も要チェックだ。

サーブ 9-3 インプレッション

スポーティな操縦性で乗り心地は程よい硬さ

　低圧ターボエンジンは、ターボの存在をまったく感じさせないスムーズなフィーリング。2.5Lの自然吸気エンジンと言われてもおかしくないほどだ。一方、高圧ターボエンジンはターボらしさを強調したセッティング。いわゆる「ドッカンターボ」で、過給圧が高まった途端に強烈な加速を開始する。
　乗り心地はドイツ車ほど硬質ではないがダンピングの利いた程よい硬さで、操縦性もほどほどにスポーティ。市街地から高速、さらにワインディングロードまで、どんなシチュエーションにおいても優れたバランスを維持するセッティングだ。


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