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フォルクスワーゲン ボーラ 1999年~2006年
モデル変遷
 | 1999年9月~  | 2000年10月~  | 2003年3月~ | 
1999年9月:2エンジン、2グレードでデビュー
 フォルクスワーゲンの中でもコンパクトなクラスに属し、ヴェントの後継に位置するセダンモデルのボーラがデビューした。車名のボーラとは「アドリア海を吹き抜ける爽快で優雅な風」を表現し、プレミアムコンパクトセダンということがアピールされている。
 採用されたエンジンは、2L直4SOHCと2.3L V5SOHCの2種類。グレードは2Lエンジンを搭載する標準グレードと2.3Lエンジンを搭載するV5がラインナップされた。トランスミッションは4速ATのみで、ドライバーの走行パターンに応じて常に快適なシフトチェンジを行うDSP(ダイナミック・シフト・プログラム)が組み合わされている。全車共通の装備としてウッドパネルやウッドシフトノブなどが標準化された。
VW ボーラ V5 インテリア VW ボーラ マルチファンクションインジケーター
↑標準グレードとV5の外観上の違いは、V5に16インチのアルミホイールが採用されているくらいである ↑メーターパネル中央には、燃費などの走行状況を表示する、マルチファンクションインジケーターを採用
VW ボーラ インテリア VW ボーラ 標準グレード
↑V5には、レザー仕様となるスポーツシートを採用。またセンターアームレストにもレザーがあしらわれた ↑2L SOHCエンジンを搭載する標準グレードには、5本スポークの15インチアルミホイールが装着されている
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2000年10月:V6 4モーションを追加設定
 新グレードとして、2.8L V6エンジンと6速MTを搭載した、最上級モデルのV6 4モーションが追加された。2.8Lエンジンは最高出力204ps、最大トルク27.5kg-mを発生。そのハイパワーを余すことなく伝達させるために、トルクスプリット式の4WDシステムである4モーションが搭載されている。
 専用装備品として、ヘッドライトにウォッシャー機能を内蔵するガスディスチャージヘッドランプを採用するほか、高速道路などの長距離ドライブに便利な、クルーズコントロールも標準で装着された。
 安全装備としては従来モデルから引き続き、デュアルエアバッグやサイドエアバッグ、EBD(電子制御式ブレーキ圧配分システム)付きABS、EDS(エレクトロニック・ディファレンシャルロック・システム)を採用。また、グレード追加を機に、走行中のボディの横滑りを抑制し、安定したコーナリングを可能にしてくれるESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)も搭載されている。
VW ボーラ V6 4モーション スタイル
VW ボーラ レカロシート
↑V6 4モーションのエクステリアには、フロントグリルやモール部分にメッキが使われているのが特徴だ ↑V6 4モーションには、フロントシートにレザータイプのレカロのスポーツシートが標準装備されている
VW ボーラ シフト
VW ボーラ ガラススライディングルーフ
↑V6エンジンのパワフルな性能を存分に引き出すために、V6 4モーションには6速MTが採用されているのだ ↑車内の換気をする時に効果的な、チルト機構を備えた電動ガラススライディングルーフを標準で装着
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2003年3月:カーテンエアバッグを標準化
 一部改良が行われ、安全性の向上を図るために、全グレードにカーテンエアバッグが標準装備された。車両が横方向から一定の衝撃を受けたときに作動するシステムである。
VW ボーラ カーテンエアバッグ
↑カーテンエアバッグのユニットは、左右のドア上部に内蔵。前後乗員の頭部への衝撃を緩和してくれる
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